今季の女子プロゴルフツアー開幕戦「第35回ダイキンオーキッドレディス」の最終日が3月6日、沖縄・琉球GCで行われ、西郷真央が、プロ2年目でJLPGAツアー初優勝を飾った。
西郷は首位と5打差の8位から出て、6バーディー、1ボギーのこの日のベスト67をマーク。通算10アンダーとして逆転で初の栄冠を手にした。ルーキーシーズンの昨季はトップ10入りが21度、しかも、2位は7度。昨年のこの大会も3日目まで首位をキープも最終日に失速して4位に終わっていた。
先にホールアウトしたため、吉報はパッティンググリーンで聞いた。「優勝するって思っていなかった。何度も優勝争いをして、まず優勝できて良かったと安心した」涙はなく、笑顔で喜んだ。「17番で去年のことがフラッシュバックしたけど、同じミスを繰り返さなかった」と胸を張った。「うれし涙を流せるくらいの一年にしたい」とまた、笑顔を見せた。
千葉・船橋市出身の20歳は、麗沢高時代に尾崎将司のジャンボアカデミーに1期生として入門。2019年には日本女子アマで優勝を飾り、同年のプロテストに合格した。ルーキーシーズンは未勝利ながら賞金ランクは4位に。JLPGAアワードでは敢闘賞も受賞した。現在は日本ウェルネススポーツ大に在学中で、2年目の今季から島津製作所の所属となった。
西郷の初優勝は早速、エポック社の、今年から新デザインとなったオンデマンドカード「Epoch One」がトレーディングカードにした。これまでも、JLPGAアワード授賞式での着物姿もトレカになっている。「2勝、3勝と優勝を重ねられる強いゴルファーになりたい」と話した新世紀世代のホープ。西郷の「Epoch One」がさらに、何種も作られるかもしれない。
トレカジャーナル編集部