鈴木誠也外野手(シカゴ・カブス)が3月25日、コロラド・ロッキーズとのオープン戦に初出場。2打席で連続の見逃し三振に終わったが、注目度は高まるばかりだ。米ネットオークション「ebay」でも鈴木のトレーディングカードへの注目度も上がり続けている。
この日、「2番・右翼手」で先発出場した背番号27。メジャー「初打席」に入ると、キャンプ地の本拠地球場であるスローンスタジアムの観客から大きな拍手と歓声で出迎えられた。ファンだけでなく、見逃した最後のボールは外れていた、と報じる米国メディアもあった。「楽しかったです。テレビでずっと見ていた人と一緒にプレーしているのは不思議な感じ。初めてプロに入った時と同じで、1年目のような新鮮な気持ちでできた」と鈴木らしい明るいコメントで振り返った。
日本からやってきたスラッガーのトレーディングカードは、メジャー挑戦を表明する前から「ebay」をにぎわせてきた。移籍先としてカブスを選択した、という報道があったのが3月16日。3月18日には790ドル(約9万5000円)で売買された。このカードはTOPPS「2021 NPB Chrome」の25枚限定のオレンジリフラクターで、899ドルの出品に対してプライベートオファーを受付、790ドルで売買が成立した。
「ebay」での最近の鈴木のトレカ落札額ベスト5は以下の通り。
【1位】790ドル
3月18日=TOPPS「2021 NPB Chrome」25枚限定オレンジリフラクター
【2位】750ドル
3月23日=BBM「2013 ルーキーエディションプレミアム」PSA10
【3位】600ドル
3月13日=BBM「2013 ルーキーエディション」PSA10
【3位】600ドル
2月25日=TOPPS「2021 NPB Chrome」25枚限定オレンジリフラクター
【5位】510ドル
3月11日=BBM「2013 ルーキーエディションプレミアム」PSA10
TOPPS「2021 NPB Chrome」25枚限定オレンジリフラクターは1か月で約30パーセントのアップとなった。ともに、グレーディング鑑定を受けていない。グレーディングで高評価を受けていれば、さらに落札額は上がりそうだ。
ベスト5を見ると、すべて、プライベートオファーでの売買となっており、誠也カードを入手したいファンやコレクターは様子見といったところか。日本のメーカーのカードではBBMのルーキーカードがベスト5に入っているが、エポック社やカルビーのトレカも数多く出品されており今後が楽しみ。そして、カブスのユニホームのトレカ登場もこれまた、楽しみなところだ。
カードジャーナル編集部