NPBは2月26日、オープン戦がスタートした。人気ランキング上位のスター選手も春季キャンプで順調な仕上がりを見せる中、佐々木朗希(千葉ロッテ)が埼玉西武との練習試合で3回をパーフェクトに抑え7奪三振。石川昂弥(中日)がオープン戦開幕2戦目の東北楽天戦で本塁打を放つなど、トレーディングカード同様に今季のブレークを予感させた。トレカードジャーナルでは昨年好評だったNPBトレーディングカードHOT PLAYERランクを毎週、発表する。
※ランキングには2月28日までのオークション落札価格、トレカショップでの実売価格とここまでの春季キャンプ報道や練習試合、オープン戦などの記録を集計した。
【3位・村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)】
東北楽天とのオープン開幕戦は「4番・三塁」でスタメン出場した昨季の最年少MVP。一発は出ず、スワローズ7投手によるノーヒットノーランの前にかすんでしまったが、存在感はさすが。「ヤフオク!」では、TOPPS「2021 Chrome NPB」の25枚オレンジリフラクターが17,500円で落札されるなど、トレカ人気も不動。
【2位・佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)】
今季初実戦となった日本ハムとの練習試合では163キロを計時し、埼玉西武とのプレシーズンマッチ(練習試合)では3回をパーフェクト。MAX158キロながらも切れ切れのフォークボールで7三振を奪った。「ヤフオク!」ではTOPPS「2021 Chrome NPB」のベースカードが2,000円、リフラクターが8,000円。299枚のパープルリフラクターが13,500円と相変わらずの高値をキープ。レギュラーシーズンでも自身初の開幕投手となれば、その市場価格はさらにアップする。
【1位・山本由伸(オリックスバファローズ)】
春季キャンプを自己採点100点満点で打ちあげた昨季の投手5冠王。2年連続の開幕投手は確実で、今季もタイトルの最有力候補。「ヤフオク!」ではサインカードが35,000円~45,000円が相場。シリアルナンバーによっては、トレカショップで10万円越えも。TOPPS「2021 Chrome NPB」はリフラクターパラレルが、299枚限定が4,000円、150枚限定が11,200円、インサートの25枚限定が22,500円で取引された。
鈴木誠也(広島東洋カープからポスティングFA)はMLBの労使交渉で、自身の契約交渉も進まず。このままでは、MLBではオープン戦だけでなく、レギュラーシーズンの開幕もずれ込む可能性も出てきた。鈴木が今季に限って、カープに復帰してプレーする「ウルトラC」は否定はできないが、そうなると、鈴木のトレカの状況も変わってくるだろう。鈴木のカープ時代のトレカは米国のコレクターからの人気も高くなっている。
トレカジャーナル編集部