3月25日の開幕まであと10日ほど。開幕一軍へ新戦力も出そろってきた。佐々木朗希投手(千葉ロッテ)は開幕投手こそ逃したが、タイトル獲得さえ予感させる順調な仕上がり。新庄剛志新監督を迎えた注目のファイターズでは万波中正外野手(北海道日本ハム)が本塁打と打点で12球団トップに立つ成長ぶりを見せる。ビッグボスのムードメーカーぶりを彷彿させる万波はトレーディングカードもブレークの気配。弾丸ライナーの勢いそのままにトップ10入りを果たした。
※ランキングには3月13日までのオークション落札価格、トレカショップでの実売価格とオープン戦の記録などを集計した。
【10位・万波中正(北海道日本ハムファイターズ)】
プロ4年目の21歳が覚醒した。3月12日の広島とのオープン戦で12球団単独トップとなる5号ソロ。7試合連続安打、5試合連続打点。三拍子そろった攻守走だけでなく、その明るいキャラクターで新庄監督ばりのムードメーカーぶりも発揮。BB(ビッグボス)チルドレンのひとりとしてレギュラーシーズンでもブレークの期待が高まる。「ヤフオク!」では「ルーキーエディション」のイベント刻印入り直書きサインカードが20,000円、50枚限定のサインカードが11,999円で落札されており、さらに上昇気配を見せている。
【4位・坂本勇人(読売ジャイアンツ)】
3月13日の阪神とのオープン戦で3試合連続安打を記録し、右犠飛でオープン戦初打点も。きっちりと仕上げてきた主将は今季、史上46人目、現役では3人目の1000打点へあと89と迫っている。ほかにも300本塁打、2000試合出場など記録達成が期待される、「ヤフオク!」ではTOPPS「2021 Chrome NPB」の50枚限定パラレルのゴールドリフレクターが23,000円で落札。派手さはないが、堅実な市場価格を見せている。
【1位・佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)】
3月5日の福岡ソフトバンクとのオープン戦で再び、自己最速タイの163キロをマークし5回を2安打無失点。9三振を奪う快投を見せた「令和の怪物」は次回登板は未定だが、その調整ぶりは順調そのもの。「ヤフオク!」では BBM「2020 30th Anniversary」の「オールスターカード」の25枚限定が25.000円で落札。シリアルナンバーがファーストナンバーとはいえ、まさに「怪物」級の落札額となった。今後はサインカード、ルーキーカードだけでなく、こういった少シリも破格の市場価格をつけるかもしれない。
【ランク圏外の注目選手】
北海道日本ハムから移籍した西川遥輝外野手(東北楽天ゴールデンイーグルス)の人気がすごい。新天地で応援タオルは全選手で1位、新背番号6のユニホームは全体の売り上げの6割を記録している、という。昨年は「彼氏にしたい選手」投票で1位に輝いただけに、この人気もうなずける。球団オリジナルカードの「2022東北楽天ゴールデンイーグルス 1STバージョン」でのカード化が間に合わなかったため、「ヤフオク!」ではファイターズ時代のものしか出品されていないが、サインカードは3,000円~4,000円で取引されている。ファンもコレクターも待っているイーグルスのユニホームでのカードにどれだけの市場価格がつくか、楽しみだ。
TCJデータチーム