NFLのGOAT(Greatest of All Time=史上最高)と呼ばれるトム・ブレイディが3月13日、自身のSNSで引退を撤回し、2022年のシーズンも現役選手としてプレーすることを表明した。
ブレイディは昨年、タンパベイ・バッカニアーズでNFL22年目のシーズンをプレー。QBとして、パス獲得ヤード、タッチダウン数などで、NFL1位を獲得し、パス獲得ヤードは44歳にして自己最高を記録した。司令塔として、バッカニアーズをNFC南地区優勝に導いたが、プレーオフのディビジョナルラウンドで、ロサンゼルス・ラムズに敗退。一昨年に続く、個人最多となる8回目のスーパーボウル優勝を逃した後、2月に自身のSNSで引退を発表していた。
SNSで発信した引退撤回のコメントは以下の通り。
「この2カ月で、自分の居場所はまだフィールドにあり、スタンドにはないことを悟った。いつかは、その時(引退)は来るだろう。でも、今ではない。私はチームメイトを愛しているし、支えてくれる家族も愛している。彼らのおかげですべてが可能になる。タンパでの23年目のシーズンに戻ってくる」
古巣との再契約を示唆したブレイディだが、バッカニアーズはまだ、何も発表していない。
ブレイディは前日の12日、英国マンチェスターで、サッカーのプレミア・リーグ、マンUとトッテナムの試合を家族と観戦。C・ロナウドのハットトリックに「3ゴール、勝利、そして2人の息子にもとても親切にしてもらい、うれしかった。友よ、ありがとう」とコメントし話題になっていた。
NFLトレーディングカードの史上最高額を誇るブレイディ。米大手オークション「リーランズ」で昨年6月、ペイトリオッツ時代のルーキーカード「2000 PLAY OFF CONTENDERS」の「ROOKIE THICKET」のサインカード(BGS9点、サイン10点)が3,107,372ドル(約3億4000万円)で落札された。引退撤回が正式に決まれば、再びの記録更新もありそうだ。
トレカジャーナル編集部