BBM「女子プロレスカード 2022」が好調だ。毎年、好評の定番アイテムだが、今年も安定の人気ぶりを見せている。中でも、アイドルグループ「SKE48」に所属する荒井優希のカードは「ヤフオク!」でも高額落札を続けている。
荒井は2013年に「第1回AKB48グループ ドラフト会議」で、SKE48チームKIIに第4巡目で指名され芸能界へ。2017年の「AKB48 49thシングル 選抜総選挙」で初めてランクインし(延長戦は除く)58位となり「フューチャーガールズ」に選ばれた。2018年には「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」で28位(アンダーガールズ選出)、SKE48の24thシングル「Stand by you」で初めて選抜メンバーとなった。
その荒井が東京女子プロレスへの参戦を表明したのが2021年4月。2017年に放送されたドラマ「豆腐プロレス」に出演。さらに、2018年に、DDTプロレスで「アイアンマンヘビーメタル級王座」を同じSKE48の松村香織から奪った試合で、サイバーファイトの高木三四郎社長が荒井を絶賛し、プロレスへの正式デビューが決まった、という。
5月4日には日本の格闘技のメッカともいえる後楽園ホールで本格的にプロレスデビューを果たしたが、タッグ戦で黒星を喫した。それでも、167センチの長身を活かしたダイナミックな技と、そのセンスで活躍。12月には東京スポーツ新聞社の「2021年度プロレス大賞」で新人賞を受賞。今年1月には、週刊プロレス(BBM)の「プロレスグランプリ2021」でも読者の投票を集め、新人賞に輝いた。
荒井はトレカも脚光を浴びる。BBM「女子プロレスカード 2022」のシングルカードの「ヤフオク!」での落札額上位は荒井が独占。最高額は10枚限定のサインチェキと、30枚限定直筆サイン(シリアルナンバー1/30)の60,000円となっており、現在、出品中のトレカでは100,000円のものもある。才色兼備というなかれ。勝負に挑むすべての女子プロレスラーは美しい。その中でも、荒井は実力でリングでもセンターを勝ち取った。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。80年代後半からMLBトレカを収集し、90年代後半に駐米してドジャース・野茂、ヤンキース・伊良部らを取材した際に、トレカ文化にどっぷりはまり、人生観を変える。国内外のコレクションアイテムを収集して30年以上。バブルヘッドの収集が自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。