MLBデトロイト・タイガースのミゲル・カブレラ内野手が4月23日、MLB33人目の通算3000安打を達成した。コロラド・ロッキーズとの交流戦で初回、右前安打をマークして大台に到達した。
「あと1」で臨んだダブルヘッダー初戦の第1打席で決めた。本拠地でその時を待っていた37,566人はスタンディングオベーションで偉業を讃えた。試合が中断し、チームメートから祝福を受ける背番号24。最初にカブレラをハグしたのは、遊撃を守っていたホゼ・イグレシアス。日本のMLBファンには、昨季、大谷翔平投手が本塁打を打ってベンチに戻ってくる際に最初に出迎えた選手としてお馴染み。イグレシアスはタイガースにも所属した経験があるが、カブレラは誰からもリスペクトされ、愛されるレジェンドぶりを見せてくれた。
ベネズエラ出身の39歳は2003年にマーリンズでデビューし、08年にタイガースに移籍。12年には45年ぶりの3冠王にも輝いた。「夢のようだ。地元デトロイトで打ち、ファンが見てくれてハッピーだ。500号本塁打はトロントだったからね」昨年8月にはビジターで通算500号本塁打を達成。500本塁打と3000安打のダブル達成は史上7人目となった。
通算安打数で歴代33位となったが、現役選手ではアルバート・プホルス内野手(セントルイス・カージナルス)に次ぐ2位。3位のロビンソン・カノー内野手(ニューヨーク・メッツ)とは271本の大差をつけている。
【MLB現役通算安打ベスト10】
1位 3308安打 アルバート・プホルス(カージナルス)
2位 3002安打 ミゲル・カブレラ(タイガース)
3位 2631安打 ロビンソン・カノー(メッツ)
4位 2116安打 ヤディア・モリーナ(カージナルス)
5位 2035安打 ジョーイ・ボット(レッズ)
6位 1924安打 ネルソン・クルーズ(ナショナルズ)
7位 1875安打 エルビス・アンドルース(アスレチックス)
8位 1839安打 アンドリュー・マカッチェン(ブルワーズ)
9位 1818安打 エバン・ロンゴリア(ジャイアンツ)
10位 1783安打 ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)
※4月23日現在
カブレラの3000安打は、TOPPSのオンデマンドカード「Topps Now」が早速、サインカードを含めたトレカを制作し販売をスタートしたが、枚数限定のものはすぐに完売となった。カブレラは昨年、2023年限りでの引退を表明。
メジャー生活のスタートを切ったカージナルスに復帰し、今季限りでの引退を表明しているプホルスのトレカも人気が再び、高まっている。カブレラの今後のトレカの動向も注目される。
トレカジャーナル編集部