NBAは4月25日、ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)が2021-22シーズンに最も成長した選手に贈られる「MIP」を受賞した、と発表した。
スポーツ記者やスポーツ放送局の関係者100人の投票(1位票5ポイント、2位票3ポイント、3位票1ポイント)で、モラントは1位票を38票、集めた。2位のデジャンテ・マレー(サンアントニオ・スパーズ)とは1位票で18票差、ポイントで38ポイント差をつけた。
1位 ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ) 221ポイント(1位票=38、2位票=9、3位票=4)
2位 デジャンテ・マレー(サンアントニオ・スパーズ) 183ポイント(1位票=20、2位票=20、3位票=23)
3位 ダリアス・ガーランド(クリーブランド・キャバリアーズ) 178ポイント(1位票=11、2位票=36、3位票=15)
4位 ジョーダン・プール(ゴールデン・ステート・ウォリアーズ) 131ポイント(1位票=15、2位票=12、3位票=20)
5位 デズモンド・ベイン(グリズリーズ) 74ポイント(1位票=7、2位票=10、3位票=9)
プロ3年目のモラントは、故障の影響もあり57試合の出場に終わったが、平均33.1分プレイし、27.4点、5.7リバウンド、6.7アシストを記録。平均得点、FG成功率、平均出場時間、リバウンド、スティール、フリースロー成功数、フリースロー試投数、3ポイント成功数、3ポイント成功率はキャリアハイだった。その爆発力で、今季は40点越えを6試合達成。2月28日のスパーズ戦では自身最多となる52点をマークするなど、ペイントでの平均得点はリーグトップの16.6点だった。
今季初めてオールスターにも選出されたほか、1月には球団史上初めて2週連続で週間最優秀選手に選ばれた。グリズリーズにとって、モラントは初のMIP受賞者。モラントは2019-20年シーズンの新人王にも選出されており、NBA史上初めて新人王とMIPの2つを受賞した選手となった。
グリズリーズでは今回のMIP投票では、デズモンド・ベインが5位、ジャレン・ジャクソンJr.が10位に入った。若手の飛躍で、グリズリーズは球団タイ記録となる56勝26敗で西カンファレンス2位となった。
「この賞は僕に与えられたものだけど、チームの努力の賜物だと感じている。僕たちはお互いをプッシュし合っていて、みんなもっと良くなりたいと思っている。『決して満足しない』とみんなが思っているからこそ、同じチームの3人が投票を集めた」とモラントは話した。
新人王、MIPと続けば、次はシーズンMVPの期待が膨らむ。これまで、MIPとMVPをW受賞したことがあるのはヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)しかいない。「MVP? それが目標だ」とモラント。アデクンボと言えば、昨年6月にミントの出品代行サービスを通じて日本から出品されたPANINI「2013-14 Prizm」の10枚限定ゴールドパラレル (PSA9)が270,600ドル(約2976万円)で落札され話題を呼んだ。
すでに、トレカ界でもスター選手の仲間入りを果たしているモラントだが、さらなるトレカの市場価格アップも期待できそうだ。
トレカジャーナル編集部