今年から新設された、ソフトボールの新リーグ「ジャパンダイヤモンド(JD)リーグ」が3月28日に開幕した。4月2、3日には15試合(1試合は雨天順延)が行われ、唯一のクラブチーム「大垣ミナモ」も初戦を迎え、リーグに参加する16チームがすべて、登場した。
女子ソフトボールといえば、東京五輪での13年ぶりの金メダルが記憶に新しい。3月28日のビッグカメラ高崎対トヨタ自動車戦では、東京五輪でも活躍した後藤希友が先発で4回を無失点。同じく日本代表に選出された三輪さくら、東京五輪の米国代表で銀メダルに輝いたモニカ・アボットと継投でトヨタ自動車は1-0で勝利した。
12チームで争った昨季まで日本女子ソフトボールリーグから刷新し、幕が開けた「JDリーグ」。レギュラーシーズンは昨季までの12チームに旧2部の4チームを加えた16チームを東西2地区に分けて10月24日まで行われ、各チーム29試合を戦う。両地区の1~3位と、4位で勝率の高い方の計7チームが11月5日から行われるトーナメント方式のポストシーズンに進み同13日の決勝で年間王者を決める。
上野由岐子ら日本代表選手だけでなく、アボットや、大垣ミナモに所属するメキシコ代表のシエラ・ハイランドら、他国の代表選手として東京五輪でプレーした豪華な顔ぶれもそろう。
ソフトボールは2024年のパリ五輪で実施種目から除外され、28年のロサンゼルス五輪での復帰へ、さらなる普及と人気獲得を目指している。「JDリーグ」となり、試合会場で販売されるグッズも増えた、という。世界のオールスターがそろうだけに、トレーディングカードの制作はいかがだろう。これまでは、オールスポーツや女子選手のトレカブランドでのカード化がほとんどだった。
「JDリーグ」のチェアマンは、かつて北海道日本ハムファイターズで球団代表を務めるなど、フロントとして島田利正さん。渉外担当として外国人選手獲得にも携わり、ベースボールやMLBへの理解もある。できれば、エポック社の「Epoch One」のようなオンデマンドカードも作って欲しいものである。
トレカジャーナル編集部