NPBの2022年シーズン開幕に合わせ、カルビー「2022 プロ野球チップス 第1弾」が発売された。1973年に「プロ野球スナック」として誕生して、今年が50周年。スペシャル企画として、73年当時に人気だった長嶋茂雄さんと王貞治さん(ともに巨人)の復刻カードが封入された。それぞれに、シークレットとして箔サインも。スペシャルな、いつも以上にスペシャルなレアカードを狙って、通販限定のスペシャルボックスを3ボックス、開封した。
レギュラーカードは12球団各チームから6選手ずつの72種。昨季の日本シリーズを東京ヤクルトスワローズが制したため、セ・リーグのトップ球団であるヤクルトから順位順に続き、パ・リーグへ。オリックス・バファローズから最下位の埼玉西武ライオンズまで並ぶ構成となっている。
今回のスペシャルボックス限定のお楽しみインサートは「クラッチヒッターカード」(12種)。12球団各チームで勝負強い打者として、得点圏打率がチームトップ(規定打席以上)の選手がピックアップされた。スペシャルボックスには8枚入りのパックが10袋、封入されており、それぞれに必ず1枚ずつ、「クラッチヒッターカード」が入っている。
通常販売の袋と同じインサートとしては、まず、昨季のMVPを含む主要タイトル受賞選手の「タイトルホルダーカード」(19種)と「チェックリスト」(4種)がある。
そして、12球団各チームのスター選手をふたりずつ、選んだ「スターカード」(24種類)、昨季限りで現役を引退した4選手の「レジェンドカード」(4種)。「スターカード」と「レジェンドカード」はいわゆるキラカードで、シークレットとして金箔サインカードも存在する。さらに、今回の「第1弾」の目玉ともいえるのが長嶋さんと王さんの「復刻カード」(2種)で、こちらも金箔サインが作られた。
それでは、早速、開封結果を紹介する。
【ボックス➀】
スターカード 10枚
タイトルホルダーカード 14枚
チェックリスト 2枚
クラッチヒッターカード 10枚
※箔サインカード 2枚(スターカード=木下拓哉、T‐岡田)
レギュラー 44枚(ダブりなし、抜け番28種)
最初に開封したボックスからは「スターカード」の金箔サインが2枚、出た。個人的にはヒットは「スターカード」の佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)か。レギュラーカードには佐々木がないため、金箔サインがなくてもかなり、うれしい。
【ボックス➁】
ラッキーカード 1枚
スターカード 9枚
レジェンドカード 1枚
タイトルホルダーカード 13枚
チェックリスト 1枚
クラッチヒッターカード 10枚
※箔サインカード 2枚(スターカード=山田哲人、レジェンドカード=斎藤佑樹)
レギュラー 45枚(ダブりなし、抜け番29種)
2番目のボックスからは、バインダーと交換できるラッキーカードが出現した。さらに「スターカード」の山田哲人(東京ヤクルト)と「レジェンドカード」の斎藤佑樹(北海道日本ハム)というなかなかのメンツの金箔サインカードも。これは運を使い果たしたな、と思った。
【ボックス➂】
復刻カード 1枚
スターカード 7枚
レジェンドカード 2枚
タイトルホルダーカード 13枚(ダブり1種2枚)
クラッチヒッターカード 10枚
※箔サインカード 1枚(復刻カード=王貞治)
レギュラー 44枚(ダブりなし、抜け番28種)
何と、最後の3ボックス目で「復刻カード」をヒット。王さんのしかも、金箔サイン。このボックスからは金箔サインはこの1枚のみ。ここまでの2ボックスには2枚ずつ、金箔サインが入っていただけに、王さんの「復刻カード」に食われた格好になった。
「復刻カード」の王さんの金箔サインはうれしかったが、長嶋さんの「復刻カード」もサインなしでいいから、見たかった、というのは贅沢か。「復刻カード」はなかなか、出現率は低そうだ。オークションなどでは7,000円前後で取引されているようだ。
もうひとつ、うれしかったのは、3ボックスでレギュラーカードコンプリが出来たこと。チェックリスト4種もそろった。50周年ということで、レギュラーカードをはじめ、各インサートもデザインは基本に戻ったようにおとなしめの印象。ただ、山田哲人の「スターカード」は金箔サインが映える背番号1に焦点を当てた、なかなかのデザインだった。
Cove(ライター)
国内外のコレクションアイテムを集めて30年余り。日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。保護猫の姉妹を引き取り在宅ワーク中。元スポーツ紙ライター