MLBシカゴ・カブスの鈴木誠也外野手が4月10日、対ミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャー初本塁打を記録した。TOPPS社のオンデマンドカード「Topps Now」ではこの一発をその日のうちにカード化。鈴木の「Topps Now」は開幕戦でのメジャー初安打に続き2枚目。「風の街」シカゴだけでなく、トレーディングカード界にもSEIYAの風が吹き始めた。
鈴木は開幕3戦目に打順を上げて「5番・右翼」で先発出場。メジャー10打席目、初回2死一、二塁で回ってきた第1打席で、本拠地リグレーフィールドの左中間席へ先制3ランを豪快に運んだ。この日の安打はこの1本だけだったが、これで開幕3試合で残した成績は打率.375、6打点。カブスのルーキーが開幕からの3連戦で6打点をマークしたのは1900年以降の現代野球史では史上初となった。
「得点になってよかったなという感じです。(歓声は)あんまり聞こえなくて。とりあえずチャンスで打てたのが良かったという気持ちで、特にホームランに関して感情はないです。負けたんで、あんまり嬉しさは無いですね。それよりもチームが勝てばいい」チームが逆転負けを喫しただけに、いつものような笑顔はなかった。
同じナ・リーグ西地区で、昨季の地区優勝を飾ったブルワーズに2勝1敗と勝ち越したカブスは12日からピッツバークでのパイレーツとの3連戦に臨む。パイレーツの筒香嘉智外野手はセントルイス・カージナルスとの開幕3連戦で4番を打ち、開幕戦から2試合連続2安打のマルチヒットを記録するなど打率.333、2打点。ファンも、「Topps Now」も、日本人対決に注目している。
また、この日の「Topps Now」では、クリーブランド・ガーディアンズ戦で三塁手としてスーパー送球を見せた、ボビー・ウイット・ジュニア内野手の2枚目のカードも発売。開幕前にナ、ア・両リーグの新人王候補に挙げられたふたりがそろい踏みした。
トレカジャーナル編集部