サッカーの欧州リーグ(EL)は5月18日、スペインのセビリアで決勝が行われ、長谷川誠と鎌田大地が所属するアイントラハト・フランクフルト(ドイツ)がレンジャーズ(スコットランド)を下して優勝した。延長を終え1‐1で突入したPK戦を5‐4で制した。
フランクフルトはFW高原直泰、MF稲本潤一、MF乾貴士が所属し日本のサッカーファンにもなじみがある1899年創設の名門チーム。この大会で13試合負けなしの8勝5分け。前身大会のUEFA(欧州連盟)杯で1980年に優勝して以来、42年ぶり2度目の栄冠となった。
25歳の鎌田は前線でフル出場し、38歳の長谷部は後半13 分からDFで出場した。フランクフルトは後半に先制されながらも追い付き、PK戦は鎌田ら全員が成功した。「自分を信じてやり続けてやっと報われた。歴史の一部になれてうれしい」と号泣した。
鎌田はこの大会全13試合に出場し、準決勝第1戦のウエストハム戦での決勝弾を含むチーム最多の5ゴールを決めた。日本人選手の優勝は2002年のUEFA杯を制したフェイエノールト(オランダ)のMF小野伸二以来となった。
来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権も獲得した長谷部は「優勝に値するチームだった。この年齢で(CLに)チャレンジできるのはすごく幸せ」と話した。
鎌田は20日に発表された6月のキリンチャレンジカップ2022、キリンカップサッカー2022に出場する日本代表に復帰。Wの喜びとなった。鎌田のトレーディングカードはサガン鳥栖時代も、日本代表も、フランクフルトも作られている。長谷部も同様に浦和レッズ、日本代表、フランクフルトと揃う。MINTモールでは海外版カードも販売されているので、並べてみるのも楽しいだろう。
トレカジャーナル編集部