伊サッカー「セリエA」は5月22日に最終節を行い、ACミランが敵地でサッスオロを3‐0で下し、11季ぶり19度目の優勝を飾った。
2位のインテル・ミラノと勝ち点2差で迎えたこの試合。インテルも3‐0でサンプドリアに勝利したが、自力で優勝を決めた。FWジルーが2得点するなど前半にあげた3得点で逃げ切った。
今季は開幕から10勝2分けと好発進した一方、欧州チャンピオンズリーグは1次リーグで敗退。しかし、若手とベテランが融合して最後も16戦不敗で頂点に立った
試合後の表彰式では今季22試合で8ゴールを挙げたスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが葉巻をくわえ、シャンパンを抱えて登場。スタンドから大歓声が沸き起こった。
19年末に約7年半ぶりに古巣に復帰し、ミランに11季ぶりのリーグ優勝をもたらしたイブラヒモビッチ。故障にも苦しんだ今季だったが、この日は後半28分に途中出場。味方のオフサイドで、シュートが幻のゴールとなる場面もあった。
イブラヒモビッチは11年前の優勝も経験している。「11年は、すべてを勝ち取ったチャンピオンたちがいた。だが、いまのチームは若い。ほかのチームで上手くいかなかった選手もいた。彼らにはまずミランとは何かを理解させた。今回の優勝には大きな満足感がある。まったく別のストーリーだった」
10月3日に41歳の誕生日を迎える。「この数日で、私の将来について知ることになるだろう」と自身の去就について予告した。もし、表彰式での葉巻姿のトレーディングカードが作られても、それが最後のトレカにならないことを祈りたい。
トレカジャーナル編集部