Yogibo WEリーグのINAC神戸レオネッサは5月8日、相模原ギオンスタジアムでノジマステラ神奈川相模原を3‐0で下し、優勝を決めた。日本初のサッカー女子プロリーグのWEリーグは競技力向上や女性活躍社会のけん引役となることを目指し、昨年9月に11クラブが参加して開幕。INAC神戸は初代女王に輝いた。
4月29日の対サンフレッチェ広島レジーナ戦に敗れるまで、17試合で15勝2分の「不敗神話」を作るほどの無双ぶり。この日の勝利で勝ち点は47に。2位の三菱重工浦和レッズレディースに勝ち点で9差をつけ、リーグ戦2試合を残しての独走Vとなった。
前半8分にFW田中美南がGK山下杏也加からのロングボールを受け左足で先制点。さらに、後半25分にペナルティーエリア手前から右足からミドルシュートを決めた。最後は後半27分にMF成宮唯が左足で勝利を決定づけた。
チーム単独のトレカが作られるなどスター軍団だったINAC神戸だが、国内リーグの頂点に立つのは、澤穂希さんら日本代表「なでしこジャパン」の主力を擁して「なでしこフィーバー」の中心だった2013年以来。これで、再び、トレカの人気アップに影響がありそう。田中、山下、成宮は「なでしこ」メンバーでもある。「なでしこ」トレカへの注目もアップすれば、今回の優勝は女子サッカートレカの普及と発展にも大きな意味がある、と言えるかもしれない。
トレカジャーナル編集部