PayPayドームで5月29日に開催された福岡ソフトバンクホークスと広島東洋カープの試合後、ハプニングが起きた。
8-0での勝利後、牧原大成に続いて、お立ち台に呼ばれた周東佑京のヒーローインタビュー中のことだった。お立ち台の後方、突然、一塁側スタンド方向から猫が登場。グラウンド上を疾走して、三塁側スタンド方向へと姿を消した。騒然とするスタンドに、周東も何事かと振り返り、猫の姿を追った。
この後の周東とインタビュアーの対応がかなり、イケていた。
インタビュアー「周東選手、速いですね、猫」
周東「速いですね。ビックリしました」
インタビュアー「周東選手も負けじとスピード感あふれるプレーを見せていました」
周東「猫には負けると思いますが、これからもスピード生かして頑張っていきたいです」
背中のボード越しだったため、猫の退場する後ろ姿しか見れなかったかもしれない。それでも、周東の頭の回転は、その俊足なみに早かった。普通なら許されない乱入も笑いに代えて、猫も助かったはずだ。その後の写真撮影では牧原と、北海道日本ハムファイターズでブームを呼んでいるきつねダンスばりのにゃんこポーズも決めてみせた。
猫の乱入といえば、昨年、MLBでも起きた。その時はTOPPSのオンデマンドカード「Topps Now」が2度、カードにした。
4月2日のコロラド・ロッキーズ対ロサンゼルス・ドジャース戦(クアーズフィールド)での猫カードには2958件の申し込みがあった。8月3日のニューヨーク・ヤンキース対ボルチモア・オリオールズ戦(ヤンキースタジアム)での猫カードは3836件の申し込みがあった。
日本では今回の乱入猫のカードの登場は難しいかもしれないが、周東と牧原のにゃんこポーズはカードになるかもしれない。その時は裏面に猫の走る姿の写真を入れて欲しい。エポック社のオンデマンドカード「Epoch One」にはぜひ、期待したい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。