NBAファイナルの第6戦が6月16日、ボストンで行われ、ゴールデンステイト・ウォリアーズがボストン・セルティックスに103‐90で勝利。対戦成績1勝2敗からの3連勝で4季ぶり7度目の優勝を飾った。 ファイナルの通算優勝回数は6度で並んでいたシカゴ・ブルズを上回り、歴代3位に。
2015年から19年にかけて5年連続でファイナルへと勝ち上がり、その内15、17、18年の3度で頂点に立ったウォリアーズだったが、主力であるカリーやトンプソンの怪我による長期離脱や、デュラントの移籍などもあり、ここ2年はプレーオフへの進出を逃していた。
優勝を決めた5戦目のスタッツは、ステフィン・カリーが34得点7リバウンド7アシスト2スティール、アンドリュー・ウィギンズが18得点6リバウンド5アシスト4スティール3ブロック、ジョーダン・プールが15得点、ドレイモンド・グリーンが12得点12リバウンド8アシスト2スティール2ブロック、クレイ・トンプソンが12得点5リバウンド2スティールを記録した。
最大22点差から残り5分35秒に8点差まで詰め寄ったセルティックスだが、14季ぶり、単独最多となる18度目の頂点を逃した。
ファイナルMVPはカリーが選ばれた。6試合で187得点を挙げたカリーには、投票権を持つメディア11人全員からの満票が入った。カリーはシーズンMVP(15、16年)と得点王(16、21年)に加え、今季は自身初のファイナルMVPも受賞。この3つのタイトルを手にしたのはウィルト・チェンバレン、カリーム・アブドゥルジャバー、シャキール・オニール、マイケル・ジョーダン、コービー・ブライアント、レブロン・ジェームズ、ケヴィン・デュラントに続いて史上8人目となった。
自身4度目のファイナル制覇にカリーは笑いと涙で顔をくしゃくしゃにした。2019年には故障で5試合にしか出場できずチームは15勝50敗の西地区全体最下位と低迷したこともあった。「ボクらは優勝するための道を見つけた。これもチャンピオンシップを勝ち取ってきたから、自分たちの経験だから、できた。ボクらは10、11年間をかけてこのチームを作り上げた。この舞台へと勝ち上がった瞬間こそが最も大切だ」と話した。
カリーはトレーディングカードでもスーパースター級。米大手オークションハウス「Goldin Auctions」の最新回でもPANINI「2009-10 Panini Absolute」の1 of 1 ロゴマンパッチオート(PSA Authentic サイン10点満点)が 492,000ドル(約6400万円)で落札された。今回のファイナル優勝とMVP受賞で市場価格はさらに上がるのは確実となった。
※「Goldin Auctions」での落札額はバイヤーズプレミアム込み。
トレカジャーナル編集部