米大手オークションハウス「Goldin Auctions」の最新回で、F1ドライバーのルイス・ハミルトンのルーキーカードが292,266ドル(約3800万円)で落札された。今年3月に同じカードで、PSAグレーディング鑑定も同じ9点のものが312,000ドル(当時の為替レートで約3590万円)で落札され大きな話題を呼んでいた。
今回、落札されたカードは「2006 FUTERA GRAND PRIX UNIQUE」に封入されたサブセット「Next」。次に注目されるドライバーを集めたサブセットで、ハミルトンも次代有望株のひとりとして収録。GP2マシンの写真も珍しいカードとなっている。
このアイテムは480ボックスの限定生産で、当時アジアや中東などの限定されたエリア、日本ではMINTを中心としたショップの店頭に並んだ。1カートンが12ボックス入り、1ボックスが12パック入りで、当時としては超高額の1ボックス10万円前後、1パックが9,000円前後で販売された。
この「GRAND PRIX」は、F1の認可を取っていないトレカだったため、前回の高額落札で、FUTERA社の知名度をアップさせ、カード自体の存在も脚光を浴びることになった。
1ボックスを購入すればほぼコンプリートできたレギュラーカードの1枚だが、500枚前後の生産数とされる。さらに、全体的にカット状態の悪い物が多く、前回の落札時の際にはまだ、PSA9点は1枚しかレポートに記録されていなかった。今後、このハミルトンのルーキーカードの、更に状態の良いものが出品される可能性もある。
トレカジャーナル編集部