交流戦が終了し、レギュラーシーズンが再開。カルビーの「プロ野球チップス」は「2022 第2弾」が発売された。50周年記念のスペシャル企画として「第1弾」に封入された復刻カードは今回、北海道日本ハムをのぞく11球団の監督の現役時代のカードが登場。北海道日本ハムは監督のBIGBOSS(新庄剛志)が「STAR CARD」に。活字での箔パラレルが目玉の1枚になった。通販限定のスペシャルボックスを3ボックス、開封した。
「STAR CARD」はファイターズだけが3種で合計13種という特別な構成になったが、レギュラーカードは12球団各チームから6選手ずつの72種。「第1弾」でレギュラーカードには入らなかった佐々木朗希投手(千葉ロッテ)もラインナップされた。
毎回のスペシャルボックス限定のお楽しみインサートは「開幕投手カード」。今年の開幕戦でマウンドに上がった12投手をカード化。エースはもちろん、オープナーとして抜擢されたルーキーの北山亘基(北海道日本ハム)もいる。スペシャルボックスには8枚入りのパックが10袋、封入されており、それぞれに必ず1枚ずつ、「開幕投手カード」が入っている。
通常販売の袋と同じインサートとしては、「最高出塁率カード」(12種)と「チェックリスト」(4種)がある。「最高出塁率カード」は12球団それぞれの、規定打席に到達しチー最高出塁率を記録した主力打者をカード化。「チェックリスト」はガルピス(福岡ソフトバンク)と、末包昇大外野手(広島東洋)、安田悠馬捕手(東北楽天)、大勢投手(巨人)のルーキー3人の写真が採用された。
そして、通常なら12球団各チームのスター選手をふたりずつ選ぶ「STAR CARD」には、前述した通り、BIGBOSS監督を含め北海道日本ハムが3種、他11球団が2種ずつの全25種。「スターカード」はいわゆるキラカードで、シークレットとして金箔サインカードも存在する。ただし、BIGBOSSは就任時からサインをしないことを公言しており、箔は活字。太い文字で存在感をアピールしている。
「第1弾」の目玉だった、長嶋茂雄さんと王貞治さんに続く「復刻カード」は11種。こちらも金箔サインが作られたが、なかなかのカッコよさだ。
開封結果は
【ボックス➀】
STAR CARD 9枚
復刻カード 1枚
最高出塁率カード 8枚
チェックリスト 4枚
開幕投手カード 10枚
※箔カード 1枚(STAR CARD=BIGBOSS)
レギュラー 48枚(ダブり3種、抜け番27種)
最初に開封したボックスからはいきなり、BIGBOSSの箔パラレルが出現した。佐々木朗希のレギュラーカードも1枚、あった。
【ボックス➁】
STAR CARD 9枚
復刻カード 1枚
最高出塁率カード 6枚
チェックリスト 2枚
開幕投手カード 10枚
※箔サインカード 1枚(復刻カード=三浦大輔)
レギュラー 52枚(ダブり2種、抜け番22種)
2番目のボックスは、最初のボックスと構成が似ていた。箔サインは三浦大輔監督の「復刻カード」のパラレル。まだ、2ボックスの開封だが、「STAR CARD」9枚と「復刻カード」1枚の組み合わせがひとつのパターンなのかもしれない。ただし、「STAR CARD」の箔サインが出ないことと、「第1弾」と違い、レギュラーカードのダブりがあることが気になった。
【ボックス➂】
STAR CARD 4枚
復刻カード 6枚
最高出塁率カード 10枚
チェックリスト 3枚
開幕投手カード 10枚
※箔サインカード 2枚(復刻カード=立浪和義、井口資仁)
レギュラー 51枚(ダブり4種、抜け番25種)
いい意味で期待が裏切られた。「復刻カード」が6枚出現し、箔サインも「復刻カード」2枚だった。後日、あらためて、もう1ボックスを開封したが、「STAR CARD」(1枚)と「復刻カード」(9枚)で、ふたつを合わせ、合計10枚が基本的なパターンのようだ。
3ボックスを開封して、残念ながら「STAR CARD」の箔パラレルはBIGBOSSだけ。ボクとしては過去のスター選手も好きなので、復刻カードの箔サインが続いたのはうれしいが、もし現役選手のカードを収集しているコレクターだったら物足りなかったかもしれない。
レギュラーカードは各ボックスでそれぞれにダブりもあったが、3ボックスでレギュラーカードのコンプリートが出来た。チェックリスト4種もそろった。一番のお気に入りは、BIGBOSSの箔パラレルではなく、中村剛也内野手(埼玉西武)の「STAR CARD」。球史に残るアーチストだが、今回は守備のシーンでの躍動感あふれる写真が使われている。
Cove(ライター)
国内外のコレクションアイテムを集めて30年余り。日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。元スポーツ紙ライター