独立リーグのルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスは7月19日、高岸宏行投手の入団を発表した。今年6月に行われたトライアウトに合格した。トレーディングカード界では始球式カードでおなじみである。
高岸は済美高、東洋大で野球部に所属しNPBを目指していたが、故障で断念した。2015年、高校の同級生だった前田裕太とお笑いコンビ「ティモンディ」を結成。「やればできる!」でブレークした。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも出演するなど、活躍の場を広げている。
前田とのバッテリーでNPBの始球式にもたびたび登場し、188センチ、90キロの体格を生かした快速球を披露。昨年4月には札幌ドームで芸能界最速の142キロをマークしていた。
背番号16のユニホームで会見した高岸は「野球の現役という点では10年ぶりの実戦復帰。何歳からでも挑戦するのに遅いことはないということ、いつからでもやりたいことをやって、挑戦すること自体が楽しいんだよということを、姿勢でもプレーでもお伝えできればと考えています!」と決意を口にした。
会見には前田もVTRで登場。「もう野球選手ですからね。ツッコめなくなる」とエール。入団発表後、自身のSNSで「高岸がとうとうプロ野球選手となりました」と投稿した。
過去にはお笑いコンビ「360°モンキーズ」の杉浦双亮(当時、現・サブロクそうすけ)が登録名・サブロク双亮として、独立リーグの四国IL・愛媛でプレーした。
高岸と言えば始球式だが、栃木と契約したからにはNPBの試合前セレモニーに登場するのは難しい。そうなると、新しい始球式カードは作られないだろう。
ただし、新たなトレカの夢も膨らむ。ルートインBCリーグのオールスター選手のカードセットや栃木のチームセットは作られないだろうか?かつて、巨人を戦力外になり栃木に入団した村田修一内野手はボブルヘッドを作られたこともあり、こちらも期待大。
さらに、栃木で体作りから始めれば、潜在能力が高いこともあり、今季中は時間的に無理だが、NPBへの道が開ける可能性も否定はできない。「やれば、できる!」高岸のNPBカードという奇跡は起きるだろうか?。
すでに7月1日に開幕している今季のルートインBCリーグ。高岸の登板とトレカが待ち遠しい。
トレカジャーナル編集部
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