男女混合5人制の手打ち野球「ベースボール5」の日本代表決定戦で7月17日、タレントの稲村亜美が所属する東京ヴェルディ・バンバータが、5STARsを3―2で下し優勝した。B5初代日本代表として、第1回アジア杯(8月、マレーシア・クアラルンプール)出場を決めた。
だが、翌19日になって東京ヴェルディ・バンバータの派遣手続きの段階で、アジア杯の参加規約にある「コロナワクチン接種」(チーム全員がマレーシア入国15日前までに3回接種済みであること)を期日までに満たすことができない選手がいることが判明。全日本野球協会(BFJ)と日本ソフトボール協会(JSA)は臨時のコンプライアンス委員会を立ち上げ、準Vの5STARsを日本代表としてアジア杯に派遣することを発表した。
ベースボール5は、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が17年に発表。9カ国・地域で行うアジアカップの上位3チームが、11月のワールドカップ(メキシコ)に進む。
稲村は「5番・ミッドフィルダー(二塁ベース付近を守る中間の野手)」で出場した決勝で、華麗な守備を披露。「神スイング」と呼ばれる打撃では、1―2の初回第1打席で同点につながる出塁するなど優勝に貢献した。
「まさか、日本代表になるなんて。現実感がなさ過ぎます。人生、面白いですね」と試合後に話していた稲村。代表取り消しが決まると「たくさんの方におめでとうと頑張ってを頂きましたが、このような結果になってしまい申し訳ないです」と謝罪。「今後ともベースボールl5の復興や来年に向けて再び歩んでいきたいと思っているので応援していただけるとありがたいです」と前を向いた。
稲村と言えば「始球式の女王」としても知られ、トレーディングカードも人気が高い。次回こそ、日本代表に返り咲いて「ベースボール5の女王」のカードが作られることに期待したい。
トレカジャーナル編集部