NPBのフレッシュオールスターゲームが7月23日、長崎ビッグNで開催された。東京ヤクルトスワローズ育成の赤羽由紘内野手のサヨナラ3ランでイースタン・リーグ選抜が7‐4でウェスタン・リーグ選抜を下した。赤羽は最優秀選手賞(MVP)に輝き、賞金100万円をゲットした。
新型コロナの影響もあり、両軍で出場辞退が続出し、代替出場も2日前に決まった。この試合、赤羽は代打で途中出場して2四球を選んだ。そして、4‐4の同点で迎えた9回2死一、二塁。背番号「023」は2球続けて空振りも、3球目を振り抜くと、フレッシュ球宴初、自身初のサヨナラ弾が左翼スタンドに飛び込んだ。
「何とか打ってやろうという気持ちでした。いつも戦っているメンバーと同じチームメートとして戦えて楽しかったし、新鮮な気持ちでした。めちゃくちゃうれしい」と喜んだ。
日本ウェルネス信州筑北(現・日本ウェルネス長野)からBCリーグ・信濃を経て、20年育成ドラフト2位でスワローズに入団した。育成選手として2年目を迎えた22歳は今年、春季キャンプは一軍スタートするなど、期待は大きい。
ジュニアオールスターゲーム、フレッシュスターゲームなどと名称を変更しながらも、57回目を迎えたフレッシュオールスターゲーム。92年のMVPはオリックス・ブルーウェーブの鈴木一朗外野手だった。球史に残るスターへの階段を駆け上がったイチローさんをはじめ、フレッシュオールスターのMVPから飛躍した選手は多い。
育成選手のトレカは収録シリーズが限られているが、赤羽はBBM「2021 ルーキーエディション」でトレーディングカードになっている。MINTモールにも出品されているのでチェックして欲しい。
トレカジャーナル編集部