横浜DeNAベイスターズのドラフト1位ルーキー、小園健太投手が8月4日、イースタン・リーグの対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(横須賀)でプロ初登板。1イニングを無安打無失点に抑え、デビューを飾った。
2点を追う7回表、5番手で背番号18がマウンドに上がった。横尾を右飛、吉野も右飛、沢野は一塁ゴロに打ち取り、三者凡退に抑えた。この日のMAXは横尾への初球147キロだった。
「結構、力んじゃったんで、納得するところまではいってないですけど、最初にしてはうまくまとまっていたかな」と小園は振り返った。
「スライダーも抜けてあまり良くなかったし、最後のスプリットも落ちきっていなかった。もっと腕を振って三振を取りたいときにとれるようにしたい」と最後の打者、沢野を仕留めたスプリットの切れにもまだまだ、納得しない。
市立和歌山高で、千葉ロッテから1位指名された松川虎生とバッテリーを組み、2年春のセンバツで完封勝利を収めるなど甲子園を沸かせた右腕。昨年のドラフト会議で、阪神タイガースと1位指名で競合し抽選で、三浦大輔監督が単独交渉権を獲得した。
三浦監督の現役時代の背番号を継承し、2月のキャンプでは1軍に抜てきされた。球団の育成プランで、ここまで登板はなく、体作りに専念していた。仁志敏久二軍監督は「無事に投げ終えられたのが良かった。彼の持っている力はこれからです」と期待を口にした。
小園のトレーディングカードは入団以来、高い市場価格を維持しており、直筆サインカードは30,000円~50,000円で取引されているほか、「ヤフオク!」では過去180日間の最高落札額がBBM「1stバージョン」の8枚限定クロス直筆サインについた121,111円となっている。4日のデビュー以降、出品も増えてきた。今季中の一軍初登板は微妙だが、ファームでも実績を積み重ねていけば、トレカの市場価格も着実にアップしていく。
トレカジャーナル編集部