2022年Jリーグも、これから終盤。優勝争いもさることながらJ1昇格争い、J2降格争いも激化、目の離せないシーズンとなりそうだ。その中で、7月、8月と2022 EPOCH Jリーグオフィシャルトレーディングカード「チームエディション」が続々と発売された。
カードファンにとっては、各クラブのホームゲームで開催されるカードイベントも併せて楽しみがいっぱい。特に直筆サインカードはどの選手が出るか、好きな選手は入っているかなど胸をときめかしてパックを開けるのが楽しい。そのチームエディションの中で、その才能が期待され、人気の高い若手選手たちに早くも市場では高値が付いている。そのうちの3選手を今回は取り上げてみる。
まずは、ジュビロ磐田のMF古川陽介選手。
今年、名門・静岡学園高から鳴り物入りで磐田に加入した。2003年7月16日生まれのまだ19歳の気鋭。独特のキックフェイントを見せ、華麗な連続切り返しのドリブルを武器に、早くもサポーターを魅了している。天皇杯2回戦となった松本山雅戦ではプロ初ゴールも決めている。直筆サインカードは、20,000円~25,000円で取引されている。ジュビロの未来を担う逸材だけに、注目度も高い。
2人目は、ガンバ大阪のMF中村仁郎選手。
2003年8月22日生まれの19歳。下部組織のジュニアユース時代から注目される逸材で、高校2年で早くもJ1デビューを果たした。これは宇佐美貴史選手、堂安律選手以来となった。年代別日本代表にもU-15から順調に選ばれ続け、昨年にはU-22代表に飛び級で招集された。高い技術を持つレフティーで、カットインしてからゴールを狙うプレーや、足に吸い付くようにして持ち運ぶドリブルは圧巻。最近ではスタメンに名を連ねる機会も増え、それに伴い出場時間も増加。「ガンバ大阪の未来」と謳われる才能を持つ、世界が注目するプレーヤーだ。その将来性を見据えて直筆サインカードも30,000円以上の高値がついている。今後の成長ぶりを考えれば、今が買い時だと言えるのではないだろうか。
最後は、セレッソ大阪のFW北野颯太選手。
2004年8月13日生まれの18歳。2020年、高校1年でセレッソ大阪U-23としてJ3に出場。柿谷陽一郎選手が持っていたクラブ史上最年少での出場記録を更新した。高校3年となった今年も再び2種登録された。その期待に応えるようにルヴァンカップの鹿島戦で決勝ゴールを挙げ、クラブの最少年得点記録を塗り替えた。スプリント回数の多さや瞬間的なスピード、シュート意識の高さが最大の武器と言える。現U-19日本代表にも選ばれている。海外メディアからも「次世代の天才」と騒がれ、日本代表でも活躍した香川真司選手以上に注目されている。直筆サインカードは、40,000円の高値で取引された履歴が確認された。
こうした若い選手たちが、Jリーグで活躍し、さらに海外へ飛躍する日が待ち遠しい。
Chief(ライター)
国内サッカーを中心にトレカの世界を長年に渡って見守って来た元スポーツ雑誌編集者。横浜F・マリノスサポーター。ラグビー、相撲にも造詣が深い。