MINTなど日本のトレーディングカードショップにも、TOPPSの2022年版の「ファクトリーセット」が入荷した。例年になくルーキーが豊作の今季だが、有力ルーキーのイメージバリエーションが出現する可能性があり、人気を集めている。
「ファクトリーセット」と言えば、その年に発売された「Series 1」と「Series 2」のレギュラーカードがコンプリートされており、貴重なルーキーカードも必ず封入されていることから定番と言えるアイテムでもある。
以前はこの「ファクトリーセット」に、限定のパラレルカードがランダムに入っていたことでもコレクター心をくすぐっていたが、ここ数年は、イメージバリエーションのレアカードが入り、通常のボックスを購入する感覚で「ファクトリーセット」を開けるコレクターも多くなった。
2022年版のTOPPSと言えば、大谷翔平投手(ロサンゼルス・エンゼルス)のナンバーワンカードが脚光を浴びたが、例年になく、ルーキーカードにも人気が集まった。
「Series 1」のレギュラーカードには昨季、デビューしたワンダー・フランコ内野手(タンパベイ・レイズ)のルーキーカードが入ったが、開幕後に活躍したルーキーが入る「Series 2」にフリオ・ロドリゲス外野手(シアトル・マリナーズ)、ボビー・ウィット・ジュニア内野手(カンザスシティ・ロイヤルズ)、スペンサー・ トーケルソン内野手(デトロイト・タイガース)らがショートプリントで入っていたため、入手困難になり、オークションなどで高値で取引されている。
「ファクトリーセット」にはこの3選手のルーキーカードが写真違いのイメージバリエーションで出現する可能性がある。3選手のイメージバリエーションについて「ファクトリーセット」の発売前に事前に告知されていなかったことで、開封後にお宝カードをゲットして喜ぶコレクターも多い、という。
「ファクトリーセット」自体にもいくつかのバリエーションがある。一般的には「ホビー」版が販売されているほか、「リテイル」版と、米国の量販店限定で販売される「ターゲット」版が存在する。
「リテイル」版には「Series 1」の前述のフランコにくわえ、ジャレン・デュラン外野手(ボストン・レッドソックス)、ブランドン・マーシュ外野手(ロサンゼルス・エンゼルスから、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍)、「Series 2」のシェーン・バズ投手(タンパベイ・レイズ)、オニール・クルーズ内野手(ピッツバーグ・パイレーツ)のイメージバリエーションが出現する可能性がある。
「ターゲット」版には「リテイル」版のバリエーションの5人のルーキーの「Chrome」版がランダムに封入されており、50枚限定のゴールドパラレル (1:134 ボックス)、25枚限定のオレンジパラレル (1:265 ボックス)、5枚限定レッドパラレル (1:1,281 ボックス)、1 of 1のスーパーフラクター (1:6,403 ボックス)のパラレルもある。
トレカジャーナル編集部