ダルビッシュ有投手(サンディエゴ・パドレス)が9月2日、対ロサンゼルス・ドジャース戦(ドジャースタジアム)で7回を2安打無失点に抑え今季12勝目をマークした。試合は7-1で快勝した。
ナ・リーグの同地区ライバルで、強力打線を誇るドジャースを完璧に抑えた。ダルビッシュにとってMLB通算91勝目は、日本人投手としてのMLB通算1000勝目。村上雅則(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が1964年9月29日の対ヒューストン・コルト45’S戦で初勝利をあげてから59年目の節目の白星となった。
さらに、野茂英雄(ロサンゼルス・ドジャースなど)に次ぐ史上2人目の日米通算3000奪三振も記録した。5回無死一塁、2019年ナ・リーグMVPのベリンジャーから空振り三振を奪い、記録を達成した。NPB北海道日本ハムファイターズで1250奪三振、メジャーで1753奪三振の合計3000奪三振。大記録は野茂の3122奪三振に次ぐ。
「自分を大きな愛で育ててくれたファイターズあってのこと。本当に感謝している」と話した。「ドジャース戦(での登板)が一番、楽しいし、完璧でないといけない。ドジャース戦前は登板間でもお酒も飲まず、それだけ、かけている」2017年にはシーズン途中にトレードで加入した古巣相手の快挙達成に喜びを表した。
投球回は162回2/3となり、2012年の渡米以来、9度目の規定投球回に到達。4年連続は野茂、黒田博樹(ドジャース、ニューヨーク・ヤンキース)の5年連続に次ぐ3位となった。日米通算3000奪三振は早速、「3Topps Now」でカードになった。36歳ながら、この鉄腕ぶりで、まだまだ、今後もダルビッシュのトレーディングカードは発行され続ける。
昨季は届かなかったプレーオフ進出も見えてきた。ナ・リーグ西地区の首位はドジャースが独走状態だが、リーグのワイルドカード争いでは進出へ十分な圏内にいる。
トレカジャーナル編集部