その華麗なプレースタイルとイケメンぶりで「西海岸の若大将」として注目を浴びているのがミッキー・モニアック外野手(ロサンゼルス・エンゼルス)だ。2016年のMLBドラフト全体1位指名の24歳は今年8月にフィラデルフィア・フィリーズから移籍すると加入2試合目で初本塁打。左手中指の骨折で離脱したが、復帰したばかりのモニアックにエンゼルスタジアムで話を聞いた。
-移籍してすぐの骨折はついてなかった
モニアック「エンゼルスに来て4試合目、移籍2本目の本塁打を放った8月6日の対シアトル・マリナーズ戦でセーフティバントを決めた時に左手中指がバットとボールに挟まり骨折しちゃったんだ。スプリングトレーニングでも骨折してしまい、1年に2度とはね。過去は変えられないから受け入れるしかなかった」
-1か月後に復帰してスタメン起用もあり、地元カリフォルニア出身でファンの声援も多い
モニアック「フィラデルフィア(フィリーズ)での6年間はいい経験だった。だけど、自分が生まれ育ったここ(カリフォルニア)で、プレーを家族や友人たちに観てもらえることはうれしいね」
-MLBドラフトで全米1位で指名を受けたことについて
モニアック「ドラフトの日のことは忘れられないよ。誰にでも経験できる栄誉ではないから、いい思い出だね。ドラフト直前も当日もとくにプレッシャーはなかったし、家族とその経験を共有して喜びを分かち合ったんだ」
-ドラフト上位指名候補としてトレーディングカードもすでに作られていた。
モニアック「確か、トレカに関してふたつの契約を結んでいた。だから、トレカの存在はもちろん、知っているし、子供から大人までたくさんの人がトレカを収集ていることは、クール(かっこいい)だと思う」
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-自分のお気に入りのカードはある?
モニアック「うーん、すぐには思いつかない。選手としてはミッキー・マントル(ニューヨーク・ヤンキース)だね。子供の頃に、父が額に入ったマントルのサイン入りカードをプレゼントしてくれたんだ。価格はわからないけど、高かったんじゃないかな。名前が同じミッキーだったからなのか、そういう選手になって欲しいという願いがあったのかな」
モニアックは、「長男」のマイク・トラウト外野手、「次男」の大谷翔平投手に続く、エンゼルス人気兄弟の「三男」に成長する可能性を秘めた存在である。カリフォルニアのように、明るく爽やかな笑顔でインタビューに答えてくれた。写真撮影もこちらが用意したカードをうれしそうに自ら手に取りポーズ。一度でも話をしたら、ファンになってしまうのは間違いない。(聞き手:Cove)
◆ミッキー・モニアック(McKenzie “Mickey” Moniak) 1998年5月13日生まれの24歳。カリフォルニア州エンシニタス出身。同州のラコスタ・キャニオン高から2016年のMLBドラフト1巡目、全体1位指名でフィリーズ入り。2020年にメジャーデビュー。今年8月にノア・シンダーガード投手とのトレードでジャイディエル・サンチェス外野手とともにエンゼルスに移籍した。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。