クライマックスシリーズ開幕前日の10月7日、広島東洋カープと千葉ロッテマリーンズが来季の新監督就任を発表した。
広島東洋は2016~18年のリーグ3連覇に貢献した球団OBの新井貴浩氏(45)を新監督に決めた。今季限りで辞任した佐々岡真司前監督(55)の後任。通算2203安打、319本塁打の実績に加え、人望と人気のある元主砲が4年連続Bクラスに低迷するチームの再建を託された。
そして、この日の午後にはロッテが、同球団のピッチングコーディネーターを務める吉井理人氏(57)を新しい指揮官として発表した。井口資仁監督(47)が2日の最終戦後、退任を電撃表明。後任が注目されていた。吉井氏は昨季までロッテの投手コーチで、侍ジャパンの投手コーチも務めている。MLBでも活躍し、日米通算121勝129敗62セーブ。その野球理論と指導力には定評がある。
また、今季のパ・リーグ3位で、クライマックスシリーズに進出した埼玉西武ライオンズの辻発彦監督(63)が今季限りで退任することがこの日、一部マスコミで報道された。正式な発表ではないが、後任は松井稼頭央ヘッドコーチ(46)の昇格が決定的、という。
さらに、9月下旬にはマスコミ報道が先行する形で、阪神タイガースの新監督に球団OBの岡田彰布氏(64)の就任が内定。正式発表がないまま、組閣も報道されている。掛布雅之氏、バースとのクリーンアップで85年のリーグ優勝に貢献した岡田氏は2004~08年まで阪神、10~12年までオリックスバファローズの監督も務めた。
NPBでは残り8球団の監督は続投が確実で、12球団のうち、来季は3分の1のチームが新監督ということになる。4人の新監督はそれぞれ、現役時代はスタープレーヤーとして存在感を見せた。トレーディングカードも多数、作られていた。岡田氏は監督としてのカードもある。4人の新しいカードが今から楽しみだ。
トレカジャーナル編集部