日本で唯一のオールスポーツカードであるBBM「Infinity 2022」が発売された。例年以上にバラエティに富んだ人選となった今年版も絶好調。さまざまなスポーツ界の注目選手をカードにする苦労話や喜びなどを制作担当者のベースボールマガジン社ニューメディア企画部のAさんに聞いた。
-BBMのオールスポーツカードの歴史は?
Aさん「2016年の『マスターピース』からです。毎年、『インフィニティ』を作らせていただき、5年に一度『マスターピース』となります。独りで作れるアイテムではないので、私は制作担当というより進行まとめ役です」
-オールスポーツカードを制作する上で気を付けていることは?。苦労することは?
Aさん「さまざまな競技に『こんなすごいアスリートがいるんですよ』とトレカファンに紹介するアイテムであり続けたいと思っています。そのため、人選について社内外のスタッフだけでなく、知人やカードショップなど、さまざまな方にヒアリングするよう心掛けています」
-オールスポーツカードを制作する上でうれしいことや楽しいことは?
Aさん「カードにご登場いただいたアスリートから『ファンにカードをプレゼントしたらとても喜んでもらえました』と連絡がきたときは本当に“うれし泣き”しています。コレクターの『トレーディング』ツールであるとともに、アスリートとファンの距離を近づける『コミュニケーション』ツールになってほしいです」
-今年の「インフィニティ」のテーマと目玉のカードは?
Aさん「昨年のマスターピースを『夏の国際的スポーツイベントで光り輝いたアスリート』を中心に構成したので、今年は『思い切り自由に無限大(INFINITY)に』を心掛けました。目玉カードをひとつに絞ることは難しいのですが、陸上競技で日本記録を更新したリレーメンバーが1走から4走まで1アイテムに全員そろったのはオールスポーツカード史上初となります」
-今年の「インフィニティ」で苦労したことは?
Aさん「苦労の原因はいつも自分にあるので、毎年『もっと早く動き出せばよかった』と反省しています」
-今年は例年になく、バラエティに富んだ人選になった?
Aさん「『自由に』と心掛けていたら、こうなりました」
-今回のインフィニティで個人的にお気に入りのカードは?
Aさん「ビキニフィットネスの安井友梨さんのカードです。ヴィーナスで2度、取材しており、いつか国際舞台で活躍されたら『オールスポーツカードに』と思っていました。2021年の世界選手権で銀メダルを獲得されたことをもっと多くの人に知ってもらいたくて、企画しました」
-オールスポーツカードに登場してほしい選手は?
Aさん「INFINITY(無限大)のタイトル通りに競技ジャンルだけでなく、国境もどんどん超えていきたいです」
-来年以降、インフィニティはどう展開していくのか?
Aさん「来年以降、『インフィニティ』がどう進化していくのか私にも想像つかないです」
トレカジャーナル編集部