NPBは東京ヤクルトとオリックスがリーグ連覇。オリックスは最終戦で東北楽天を下し、千葉ロッテに敗れた福岡ソフトバンクを大逆転しての劇的な優勝を飾った。東京ヤクルトも、村上宗隆内野手が最終戦の最終打席で日本人シーズン最多となる56号本塁打を放ち、史上最年少の三冠王に輝くなど、ドラマがあった。ドラマチックな決着の直前に発売されたカルビー「2022 プロ野球チップス 第3弾」は今季を振り返り、ポストシーズンに思いを馳せる内容になった。
50周年記念のスペシャル企画として「第1弾」から封入された「復刻カード」は今回、各球団のレジェンドが勢ぞろい。松井秀喜外野手(巨人)、佐々木主浩投手(横浜)、松坂大輔投手(西武)らのカードが封入され、金箔サインもある。
12球団から2選手ずつ、ノミネートされる「スターカード」の今回の目玉はやはり、村上だろう。パ・リーグの首位打者を獲得した松本剛外野手(北海道日本ハム)は初めてスターカードとして収録された。こちらも金箔サインのパラレルカードの対象だ。
「エキサイトシーン」は12球団から1試合ずつ選ぶ、今季のハイライトシーン。今永昇太(横浜DeNA)、山本由伸(オリックス)、東浜巨(福岡ソフトバンク)のノーヒットノーラン、佐々木朗希(千葉ロッテ)の完全試合がカードに。大野雄大(中日)は記録には残らなかった10回2死まで「パーフェクト」に抑えた5月6日の対阪神戦が選ばれた。今季は佐々木の完全試合を含め5人のノーヒットノーランが達成されたが、残念ながら8月27日の対福岡ソフトバンク戦でのポンセ(北海道日本ハム)は時期的な問題もあるのだろうが、レギュラーカードにもならなかった。
個人的に楽しみにしている「チェックリスト」4種の表面は根尾昂投手(中日)、万波中正外野手(北海道日本ハム)、伊勢大夢投手(横浜DeNA)、増田達至投手(埼玉西武)となかなかの顔ぶれがそろった。
毎回のスペシャルボックス限定のお楽しみインサートは「HR LEADER」。1ボックスに10パックが入っているが、各パックに1枚が封入されている。今季の前半戦の各球団のチーム最多本塁打をマークした12選手が登場。もちろん、村上も収録されている。そして、新庄剛志BIGBOSSの後継者としてその片りんを見せた万波も、各球団のスラッガーに負けない存在感を見せるフレッシュなカードになった。
開封結果は
【ボックス➀】
STAR CARD 3枚
復刻カード 7枚
エキサイティングシーン 6枚
チェックリスト 2枚
HR LEADER 10枚
※箔カード 2枚(復刻カード=松井秀喜、佐々木主浩)
レギュラー 52枚(ダブり4種、抜け番24種)
最初に開封したボックスからは復刻カードが7枚。しかも、松井と佐々木の金箔パラレルもゲット。これはホットボックスかもしれない。
【ボックス➁】
STAR CARD 10枚
復刻カード 0枚
エキサイティングシーン 6枚
チェックリスト 3枚
HR LEADER 10枚
※箔サインカード 2枚(STAR CARD=西川龍馬、髙橋光成)
レギュラー 51枚(ダブり4種、抜け番24種)
2番目のボックスは、最初のボックスと対照的に復刻カードは0。箔サインは「STAR CARD」の2枚。「STAR CARD」と「復刻カード」を合わせて10枚、というオッズのようだ。
【ボックス➂】
STAR CARD 10枚
復刻カード 0枚
エキサイティングシーン 8枚
チェックリスト 3枚
HR LEADER 10枚
※箔サインカード 1枚(STAR CARD=村上宗隆)
レギュラー 50枚(ダブり4種、抜け番25種)
箔サインは1枚のみ。ただし、目玉カードの1枚、村上の「STAR CARD」の箔サインが出現した。「STAR CARD」と「復刻カード」を合わせて10枚のパターンが証明された。「第2弾」でも、このオッズだった。
レギュラーカードは3BOXを開封して、ダブりと抜け番の数字はほぼ同じ。3BOXで1セットだけコンプリートできた。
個人的には「復刻カード」の松坂の箔サインが欲しかったが、松井、佐々木、村上で引けたのは当たりだった。レギュラーカードでは、瀧澤夏央内野手のルーキーカード、NPBに復帰した秋山翔吾外野手(広島東洋)がお気に入りの2枚になった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。