日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FW三浦知良が10月30日、対ティアモ枚方戦で今季初ゴール。55歳246日で、リーグ最年長記録を更新した。
スコア2-0の後半39分、ピッチに飛び出した。9戦連続で途中出場を果たすと、直後に相手のハンドでチームはPKを獲得。「チームメートに感謝したい。あそこでPKを取って、僕に蹴らせてくれた」自らボールをもち、右足でゴール右上に蹴り込んだ。
たまゆら陸上競技場のホームゲームでの最多観客数を更新する1512人のファンで埋め尽くされたスタンドが沸きに沸いた。ホームスタンド前へ走り、イレブンに囲まれ、カズダンスも披露した。プロ37年目のレジェンドは試合後、円陣で「みんなが集まってきてくれて感動した。でもまだ終わりじゃないから」と胸を張って言った。
実兄の三浦泰年監督はカズの得点に「点がほしかったはず。じーんときた」と振り返った。今季初ゴールで公式戦ではJ2横浜FC時代の2017年3月の対群馬戦以来の得点。FC琉球の永井秀樹(現J1神戸SD)が持っていた42歳50日のJFL最年長得点記録を大きく更新した。
11月1日にはW杯カタール大会に出場する日本代表メンバーが発表される。試合後に報道陣に聞かれ、「(森保)監督は今まで呼ばなかった人は選ばないと言ってるからね。それでも発表の時はいつもワクワクしますね。もしかしてってね」と笑った。
カズの最新トレーディングカードはBBM「Infinity」。カードになる機会が少ないJFLのカードということもあり、直筆サインカードだけでなく、インサートカードも人気を集めている。今回のゴールでますます、注目度がアップしそうだ。
トレカジャーナル編集部