10月9日に3年ぶりに開催されたF1第18戦の日本GP決勝をトレーディングカードにした、TOPPS社のオンデマンドカード「Topps Now」が発売された。
今季12勝目をあげ、ドライバーズポイントで2年連続の年間王者に輝いたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は豪華な椅子に座ってポーズを決めた1枚。ほかにも、ウイニングランでマシンの上に立っている姿、スタンドからトロフィーを掲げる姿、セルジオ・ペレスも合わせ年間14勝となったレッドブルのクルー、の3種類がカードになった。
そして、日本人ドライバーとして2014年の小林可夢偉以来、8年ぶりの日本GP出場となった角田裕毅(アルファタウリ)もカードになった。目標に掲げていた12戦ぶりの入賞を逃し13位に終わった角田だが、降雨による水煙で前が見えない最初のスタートで9番手までポジションを上げ、赤旗再開後も11位のジョージ・ラッセル(メルセデス)とのバトルで沸かせた。16位まで後退した終盤には、ミック・シューマッハー、ケビン・マグヌッセン(ともにハース)を抜き、見せ場を作った。
94,000人が詰め掛けた決勝。3日間では20万人が鈴鹿に集まった。決勝前のセレモニーで岸田文雄首相と握手し、レーシングスーツをプレゼント。レース前に初めて日本の国歌を聞き「日本人として光栄なこと。力強い気持ちでレースに入れた」と闘志に火が付いた。
スタードライバーに負けない声援を受けた。「毎コーナー、日本の方々の応援を目にしてパワーをもらった。こんな体験はこれまで一度もなかった。大雨の中でじっと待っていてくれたファンのためにも、1分、1秒でも早く走り始めたかった」と感激した。「オーバーテイクもできたし、タイヤの摩耗を極力遅らせるマネジメントもできた。自分ができることをやれたが、やっぱり悔しい。来年さらに強くなって帰って来るため、次のアメリカ(第19戦)から努力を続けたい」と誓った。
今回はほかに今季最高位の4位に入ったエスティバン・オコン(アルピーヌ)、今回の日本GPで9位に入り今季初ポイントをマークしたニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がカードになった。
トレカジャーナル編集部