MLBのワールドシリーズ第6戦が11月5日、ミニッツメイドパークで行われ、ヒューストン・アストロズが4-1でフィラデルフィア・フィリーズに勝利。対戦成績を4勝2敗とし、2017年以来5年ぶり2度目の世界一に輝いた。
レギュラーシーズンで106勝を積み重ねたアストロズの強さが際立った。1点を追う6回1死一、三塁でアルバレスがバックスクリーンへ飛距離137メートルの特大逆転3ラン。一気の3連勝で頂点に立った。
ベーカー監督は指揮官生活5球団、25年目で初めてのワールドシリーズ制覇となった。「(試合の終盤は)ずっとアウトを数えていた。この瞬間のことはずっと考えてきたが、信念と忍耐を持ち、こだわり過ぎないようにしてきた。ほっとしたというより、喜びや感謝の気持ちだ」とベテラン監督は言った。
73歳でのチャンピオンは米国の4大スポーツ(MLB、NBA、NHL、NHL)で最年長となった。アストロズは初制覇した2017年シーズンに不正なサイン盗みを行っていたことが19年に発覚。当時の監督やGMが解任され、主力選手も次々に移籍した。難しい状況のチームの指揮を引き受けたのが、ベーカー監督だった。
MVPはルーキーのペーニャが選ばれた。昨季までの遊撃のレギュラーだったコレアに代わって、開幕戦から先発出場。打率4割を残し、リーグ優勝決定シリーズに続き、MVPとなった。「言葉では表せないくらい最高の気分です。(ベーカー監督は)いつも選手の力を最大限に引き出してくれる」と感謝した。
TOPPS社のオンデマンドカード「Topps Now」では毎試合ごとに、カードを発売。第6戦でも名場面をカードにし、歓喜するナインの姿もカードになった。
トレカジャーナル編集部