KBOキウム・ヒーローズの李政厚(イ・ジョンフ)外野手が12月20日、来年オフにポスティングシステムを使ってMLBに挑戦する考えを明らかにした。
李政厚は、中日ドラゴンズで活躍した李鍾範内・外野手の長男で、父が中日に在籍していた1998年に愛知県名古屋市で誕生した。
ドラフト1位でプロ入りし6年目の今季は2年連続首位打者となる打率.349、23本塁打、初の打点王となる113打点でMVPに選出。父も94年にMVPに輝いており、KBO史上初の父子MVPとなった。3000打席以上の通算打率は史上最高の3割4分2厘。昨年は東京五輪に韓国代表の一員として出場した。
李政厚のMLB挑戦表明を受け、MLB公式サイトも「KBOのスターが来冬のFA市場を揺るがすかもしれない」と題する特集を掲載。米国内の注目度の高さを証明した。
今オフは例年になく大物スター選手の移籍が相次いだが「今冬のFA市場がワイルドだと思うなら、来年の冬を楽しみに待つといい」と予告。大谷翔平投手(ロサンゼルス・エンゼルス)らと並ぶ「目玉」とされた。「パワー、ミート力、打席での辛抱強さが、メジャーでプレーする際に彼の助けとなるだろう」と予想した。
李政厚のトレーディングカードは韓国メーカーのものしかないが、2019年にはミントでも取り扱いがあり、人気を集めた。MLB入りが実現すれば、再び脚光を浴びるだろう。
父の李鍾範は、1998~01年途中まで日本の中日に在籍。311試合に出場し、打率.261、27本塁打、99打点、53盗塁を残した。日本でもトレーディングカードが多く発行されたが、最新のカードはBBM「2022 Infinity」に収録され、往年のプレー写真でファンを喜ばせた。
★製品情報⇒『BBM SPORTS TRADING CARDS INFINITY 2022』
トレカジャーナル編集部