NBAロサンゼルス・レイカーズの八村塁が1月25日、移籍後初出場し、新天地デビューを果たした。八村はドラフト1位で入団し4年間、プレーしたワシントン・ウィザーズから交換トレードでレイカーズ入りしていた。
イエローとパープルの真新しいユニホームに背番号28。8点を追う第1Q残り4分22秒。八村がアンソニー・デイビスと共にコートに足を踏み入れると、レイカーズの本拠地、クリプト・ドットコム・アリーナが拍手と歓声、そしてスマホのカメラでその瞬間を撮影するフラッシュの光に包まれた。
残り3分8秒、ファウルをもらってフリースロー2本を成功させ、移籍後初得点をマークした。第2Qには自陣からの速攻でレブロン・ジェームズのアシストを受け、レイアップで得点。3ポイントも成功させた最終Qには残り8分33秒で、レブロンの逆転3ポイントをお膳立てした。ウィザーズ時代のチームメートだったラッセル・ウェストブルックとも久々にプレー。チームはそのまま逃げ切り、113-104の逆転勝利に貢献した。
出場21分31秒で3ポイントを含めて12得点、6リバウンド、1アシスト、1スティールを記録。「今日はずっとわくわく感しかなかった。まだ1日だけど、これから楽しくなる。名前を呼ばれた時に歓声が上がったりして、レイカーズでプレーができてすごくうれしい。(スター選手とプレーすることで)簡単に打てるシュートもあった」と八村は名門チームでプレーできる喜びを実感した。
八村が会見のためにロッカールームを出ようとする時、シャワーから戻って座っていたレブロンは笑みを浮かべ「6フィート8インチ(203センチ)のウイング(八村)がもう一人いるのはいい気分だね」とつぶやき、笑ったという。デイビスは試合後の会見で「チームに順応するには時間がかかると思うけど、今夜の彼はチームにかなり上手くフィットしていた」と歓迎した。
八村のトレード発表からこの日の移籍後初出場まで、ネットオークション「eBay」では八村のトレーディングカードはルーキーカードを中心に活発な動きを見せ、全国区の強豪チームに移籍した影響を感じさせた。
トレカジャーナル編集部