ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子の札幌大会は1月20日、北海道札幌市の大倉山ジャンプ競技場で個人第14戦(ヒルサイズ=HS137メートル)の予選を行った。葛西紀明が急きょ、参戦した。
50歳のレジェンドは108メートルの51位となり、50位以内の本戦に進めなかった。当初、出場を予定していた渡部陸太が体調不良のため、成績順の繰り上がりで予選に出場。20年2月の札幌大会以来3季ぶりの参戦だった。
「スムーズに踏み切れず、内容は良くなかった。W杯に出る気持ちの切り替えは大変だった」と葛西。それでも、久しぶりの雄姿とそのジャンプは感動を与えた。
葛西はW杯で17回の優勝を誇る。五輪でも94年のリレハンメル大会でラージヒル団体で銀、2014年のラージヒル個人で銀、同大会のラージヒル団体で銅メダルを獲得。世界選手権でも多くのメダルに輝いた。「カミカゼ・カサイ」のニックネームで世界的に知られるレジェンドでもある。
トレーディングカードでも、レジェンドと言われてもおかしくない存在で、オールスポーツカードの歴史とともにカードになってきた。最新のオールスポーツカードBBM「Crown」でもサインカードが封入され、笑顔を見せている。
トレカジャーナル編集部