3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表(侍ジャパン)30選手のうち、12人が1月6日、発表された。会見では、栗山英樹監督とともに、大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)がサプライズで登場し、大会への意気込みを語った。
この日発表された侍ジャパンのメンバー12選手は以下の通り。
【投手】
11 ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)
12 戸郷翔征(巨人)
14 佐々木朗希(千葉ロッテ)
16 大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)
18 山本由伸(オリックス)
21 今永昇太(横浜DeNA)
【捕手】
10 甲斐拓也(福岡ソフトバンク)
【内野手】
2 源田壮亮(埼玉西武)
3 牧秀悟(横浜DeNA)
55 村上宗隆(東京ヤクルト)
【外野手】
8 近藤健介(福岡ソフトバンク)
51 鈴木誠也(シカゴ・カブス)
栗山監督は先行発表について「できればギリギリまで引っ張りたいのが本音だった。ポスターを作るので、早めに何人か選んでくれって言われたんで」と冗談か、本音なのか、わからない理由を明かして、会場を笑わせた。だが、その12選手は3大会ぶりの世界一奪回へ「中心になる選手たち」であるのは間違いない。「バランスを考えながらこういう形であれば、世界一に近づくんじゃないかというふうに考えて選ばせてもらいました。もちろん、第一に本当に侍の魂を持っているかどうかということ」と説明した。
残りの18選手は今月下旬に発表予定で、すでに出場を表明している吉田正尚外野手(ボストン・レッドソックスRソックス)に加え、母親が日本人のラーズ・ヌートバー外野手(セントルイス・カージナルス)も入ることが確実視されている。
※ヌートバーについては、昨年11月の「ニューストピックス」を参照
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大谷は昨季より、ビルトアップされた肉体を侍ジャパンのビジターユニホームに包み登場。「本当に勝つことだけを考えてやっていきたい。他の選手たちもそういう気持ちを持ってプレーするのがベストじゃないか、と。実際に大会が終わってみて、『ここは勉強になったな』ということは、後に感じることはあると思うんですけど、やってるときには、そういうことは抜きに対等に頑張りたい」と厳しい表情で話した。
侍ジャパンは2月17~27日に宮崎で強化合宿を行い、25、26日に福岡ソフトバンクとの強化試合を予定。3月3、4日はバンテリンドームで中日と2試合、6、7日に京セラドームで阪神、オリックスと対戦。9日にWBC1次ラウンド初戦の中国戦を迎え、10日に韓国、11日にチェコ、12日に豪州と東京ドームで対戦する。
WBCは16日には東京ドームで準々決勝が行われ、日本時間20日からは米マイアミで準決勝、決勝が行われる。
TOPPS JAPANのHPでは日本限定で、昨年11月の北海道日本ハムと巨人との強化試合、豪州との「侍ジャパンシリーズ」の合計4試合からオンデマンドカード「TOPPS NOW」を限定発売して人気を集めた。現在、侍ジャパンのチームセットを1月15日までの期間限定で発売している。
トレカジャーナル編集部