人気女子ゴルファーのイ・ボミが今季限りでJLPGAツアーから引退する。所属先の延田グループが2月27日、発表した。「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」(10月19〜22日)が「引退試合」となる。
現時点で出場が決まっているのは、JLPGAの今季開幕戦である3月2日からの「ダイキンオーキッドレディス」(琉球GC)と「アクサレディス」、6月の「アース・モンダミンカップ」、そしてマスターズGCレディースの4試合になる。
イ・ボミは2010年に韓国ツアーで賞金女王に輝き、翌年から日本ツアーに参戦した。15、16年には2年連続で賞金女王に。17年8月の「CAT Ladies」で通算21勝目をマークした。
イ・ボミは延田グループを通じて「最後のシーズンは私を応援してくださる多くの方々と幸せな瞬間を逃すことも心残りもなく、楽しく終えたくてシーズン前にこうやって発表することになりました。本当にたくさんの愛をくださって とても幸せでした。今シーズンも幸せに日本ツアー選手生活に集中して最善を尽くす姿をお見せします。本当にありがとうございます」とコメントを発表した。
JLPGAツアーからの引退後はプライベートな時間を過ごしながら、ゴルフを続けていく予定だという。
イ・ボミが出場する「ダイキンオーキッドレディス」には、開幕戦にふさわしく昨季の年間女王・山下美夢有をはじめ、稲見萌寧、勝みなみ、小祝さくら、西村優菜らが華やかに競演。米女子ツアーデビューを果たしたばかりの岩井明愛、岩井千怜姉妹が帰国参戦するほか、昨季のルーキーシーズンに初優勝を飾った川崎春花や尾関彩美悠、ステップアップツアー女王の櫻井心那らの若手、昨季に復活Vを果たした金田久美子、藤田さいきも出場する。
盛り上がるJLPGAツアーに負けじとすっかり、トレカの人気カテゴリーとなったエポック社の「JLPGA オフィシャルトレーディングカード」だが、イ・ボミのカードもファーストイヤーの2020年版から収録。サインカードも人気を集めてきた。2011年にはBBMから発売された女子ゴルフカードセットにもサインカードが封入された。「スマイル・キャンディ」のラストシーズン。別れは名残惜しいが、最後のトレカも楽しみになった。
トレカジャーナル編集部