NFLの「GOAT(Greatest of All Time=史上最高)」と呼ばれるQBトム・ブレイディが2月1日、引退を発表した。自身のSNSに投稿した動画で「すぐに本題に入ろう。私は引退する、永遠に」と語った。
ブレイディは昨年2月に引退を発表したものの、その後、引退を取り消し、タンパベイ・バッカニアーズに復帰した。前回の引退撤回の経緯もあるため、今回は「朝、目が覚めると、録画ボタンを押して、最初にみんなに知らせようと思った」と続け、家族や友人、チームメート、ライバルに感謝した。
ブレイディはNFLで23シーズンにわたりプレー。年間王者を決める「スーパーボウル」ではニューイングランド・ペイトリオッツで6度、バッカニアーズで1度の合計7度、優勝した。MVPにも3度、選出された。レギュラーシーズンのパス獲得距離8万9214ヤードや、通算649TDパスなど、数々の歴代最高記録を保持。選手として挙げた通算251勝も史上最多となっている。
「GOAT」ぷりはトレーディングカードでも同じ。米大手オークション「リーランズ」で2021年6月、ブレイディのルーキーカードが3,107,372ドル(約3億4000万円)で落札された。「2000 PLAY OFF CONTENDERS」の「ROOKIE THICKET」のサインカードで、現在でもNFLカードの落札金額としては最高額とされている。
トレカジャーナル編集部