メジャーリーグサッカー(MLS)の2023年シーズンが2月25日、開幕した。1996年にスタートしたMLSは今季が27シーズン目。前身の北米サッカーリーグ(NASL)は当初、ペレ、ヨハン・クライフ、フランツ・ベッケンバウアーら各国の大物選手を獲得し脚光を浴び、MLSになってからはデビッド・ベッカムもロサンゼルス・ギャラクシーに移籍。話題先行から近年は米国内でのサッカー人気の高まりに合わせ、トレーディングカードも他のプロスポーツに迫る注目を集めるようになってきた。
今季の注目選手のひとりが、横浜F・マリノスよりバンクーバー・ホワイトキャップス(カナダ)に完全移籍加入したGK高丘陽平。対レアル・ソルトレイク戦に先発し、MLSデビューを果たした。高岡は好セーブを連発したが、後半25分に同点弾、同27分に逆転ゴールを許し、チームは1-2で敗戦。デビュー戦を勝利で飾ることはできなかった。
「自分にとってはプラスになったと思うが、結果はよくなかった。分析して次の試合に集中しなければならない」と次戦への思いを口にした。ホワイトキャップスは、3月4日にサンノゼ・アースクエイクスと敵地で対戦する。
過去には、セレッソ大阪、FC東京、ガンバ大阪などでプレーした元日本代表の加地亮が2014年にチーヴァス・USAに移籍するなど、多くの日本人選手がMLSのピッチに立った。今季も元日本代表で京都パープルサンガでプレーした久保裕也(FCシンシナティ)がプレー。ブラジル出身で父方が日系のアンドレ・シンヤシキ(新屋敷=コロラド・ラピッズ)もいる。シンヤシキは2019年のドラフト1巡目(全体5位)で指名され、新人王にも輝いた。ほかにも北米2部、3部、4部リーグにも日本人選手がいる。
トレカはTOPPSがMLSのカードの制作・販売の権利を獲得し「Chrome」「Finest」「Stadium Club」などのシリーズを含め2014年から発売してきた。オンデマンドカード「Topps Now」でも早速、開幕節の激闘をカード化。9種類のカードの発売をスタートさせた。
トレカジャーナル編集部