侍ジャパンの世界一メンバーも収録! カルビー「2023 プロ野球チップス 第1弾」!【開封レポート】

NPBは3月30日、北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルス戦で2023年シーズンが開幕した。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での日本代表侍ジャパンの優勝での盛り上がりをさらに勢いづかせるのがカルビー「プロ野球チップス」だろう。NPB開幕に合わせて発売された2023年版の「第1弾」を、通販限定の「スペシャルボックス」で開封した。

「プロ野球チップス」50周年を記念した昨年の2022年版は、復刻カードなどスペシャル企画がコレクターやファンを楽しませた。その翌年版ということで期待も重圧も大きかっただろうが、なかなかの出来である。あくまで個人的な感想だが、開封していて感じたのは、インサートカードのデザインが洗練され高級感が出た。これまでの「プロ野球チップス」はどちらかといえば、レギュラーカードを含め、ベーシックなデザインが踏襲されていた。これこそが飽きのこない理由のひとつでもあったのだが、今回はひと味違うイメージだ。


レギュラーカードは12球団各5選手ずつの60種。昨年までの各球団6選手づつの全72種から、選手数が減少したのは残念だが、逆に考えれば、レギュラーカードのコンプリートがしやすくなり、インサートカードが出現しやすくなった、と言える。「第1弾」の中で、WBCに招集された選手としては、日本ラウンドのみでチームを離れることとなった栗林良吏投手(広島東洋)も含め10人がリストアップされた。昨季、ノーヒットノーランを達成したが、カルビー「プロ野球チップス」ではカードにならなかったC.ポンセ投手(北海道日本ハム)のうれしい初カードも登場した。


12球団から2選手ずつ収録される「スターカード」の今回の目玉は佐々木朗希投手(千葉ロッテ)だろうか。WBCで世界デビューを果たした「令和の怪物」のキラカードはゲットしたいところ。「スターカード」には金箔サインのパラレル版もあり、佐々木の「スターカード」は金箔サインも入れば市場価格は今回のカードではナンバーワンになりそうだ。

毎年の「第1弾」で恒例になった、前年限りで現役引退した選手を集めた「レジェンドカード」は8種。例年になくそうそうたるメンバーがそろった。こちらも金箔サインのパラレルが存在する。

やはり「第1弾」のみのインサート「タイトルホルダーカード」は18種。チームのリーグ優勝に貢献し、タイトルを総ナメにした山本由伸投手(オリックス)、村上宗隆内野手(東京ヤクルト)は獲得したタイトル名がすべて表記され壮観だ。ふたりは「第1弾」のレギュラーカードと「スターカード」にはリストアップされていない。


個人的に楽しみにしている「チェックリスト」の表面は中嶋聡監督(オリックス)の胴上げ、村上内野手の56号本塁打、和田毅投手(福岡ソフトバンク)の通算150勝、チーム本拠地17連勝に貢献した京山将弥投手(横浜DeNA)になった。


毎回のスペシャルボックス限定のお楽しみインサートは「チーム最多奪三振カード」。スペシャルボックスは10パック(10枚入り)が封入されており、1パックごとに1枚インサートが必ず入る。12球団それぞれ、昨季にチーム最多奪三振を記録したエースが勢ぞろい。石川柊太投手(福岡ソフトバンク)、髙橋光成投手(埼玉西武)はこのインサートのみのカード化である。

開封結果は

【ボックス➀】
スターカード 9枚
レジェンドカード 1枚
タイトルホルダー 11枚
チェックリスト 2枚
チーム最多奪三振カード 10枚

※金箔サインカード 2枚(スターカード=東浜巨、清宮幸太郎)

レギュラー 47枚(ダブり4種、抜け番17種)

例年通り、「スターカード」と「レジェンドカード」は1ボックスで合計10枚の封入か。金箔サインカードも2枚、出現した。

【ボックス➁】
スターカード 3枚
レジェンドカード 7枚
タイトルホルダー 10枚
チェックリスト 3枚
チーム最多奪三振カード 10枚

※金箔サインカード 1枚(スターカード=小笠原慎之介)

レギュラー 47枚(ダブり5種、抜け番18種)

「レジェンドカード」のホットボックスか。8種中7種がダブりなしでそろった。ただし、金箔サインは「スターカード」の小笠原慎之介投手(中日)1枚のみ。

【ボックス➂】
スターカード 9枚
レジェンドカード 1枚
タイトルホルダー 8枚
チェックリスト 1枚
チーム最多奪三振カード 10枚

※金箔サインカード 1枚(レジェンドカード=嶋基宏)

ボックス②と対照的に「スターカード」が9枚、「レジェンドカード」は1枚。合計10枚の割合は変わらないが、ボックスによっては偏りがありそうだ。

レギュラーカードは3BOXを開封して、予想通り、コンプリートできた。3ボックスで金箔サインカードが4枚は例年よりレア度が高いかも。「スターカード」の佐々木の金箔サインは引き当てるのはかなり、困難ということになる。

個人的なお気に入りは甲斐拓也捕手と周東佑京外野手(ともに福岡ソフトバンク)のレギュラーカード。WBCでの活躍を彷彿させるように、甲斐はプロテクターを着けた守備シーン、周東は準決勝の激走のような走塁シーンがカードになっている。

Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。

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