TOPPS社のオンデマンドカード「Topps Now」が今季のF1カードの受注をスタートした。第1弾は3月8日に決勝が行われた開幕戦のバーレーンGPからの4枚となった。3連覇へ向けて優勝を飾ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)、3位に入ったベテランのフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、両手首を骨折しながら6位に入賞したランス・ストロール(アストンマーチン)、そして、人気上昇中の米国人ルーキードライバーが続いた。
米国人として16年ぶりのF1フル参戦となるローガン・サージェント(ウィリアムズ)はF1デビュー戦で12位となった。「あまり欲張らないほうが良い。素晴らしい週末だったし、展開にはとても、とてもハッピーだ。ペースにも僕はかなり満足している」と振り返った。
カートからフォーミュラーへ、F4からF1へとステップアップして臨んだ一戦で堅実な走りを見せた23歳。昨年はF2の第14戦イギリスGPで初優勝を飾るなど、ランキング4位となり、ルーキーオブザイヤーに選ばれた。この活躍で、ウィリアムズが2023年のレギュラーシートをオファー。米国人F1ドライバーは、2015年にマルシャから5レースに出走したアレクサンダー・ロッシ以来、フル参戦は2006年~2007年にかけてトロ・ロッソからエントリーしたスコット・スピード以来16年ぶりとなった。
米国では古くから、NASCARやインディ500などに代表されるインディカーなどモータースポーツが高い人気を誇っていたが、「Netflix」のドキュメンタリーやレースゲームの普及もあり、若い年齢層にもモータースポーツのファンが急増。TOPPS社がF1とトレーディングカードの制作・販売に関する独占契約を締結したことでF1トレカも一気に人気が爆発した。
サージェントは米国内のファンやカードコレクターにとっては待望の米国人ドライバーであり、今季はそのルーキーイヤー。今回の「Topps Now」には、F1版のルーキーカードロゴも入っている。ほかにも「Topps Chrome」に収録されたサインカードも市場価格を上げている。
これまでサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催していたアメリカGPの他に、2022年からマイアミGPが追加された。さらに、今季からはラスベガスでナイトレースの開催が決定し、米国内で3レースが実施される。サージェントの参戦もあり、さらに、F1もF1トレカも盛り上がりそうだ。
トレカジャーナル編集部