WNBAのニューヨーク・リバティーは3月21日、日本代表の馬瓜ステファニーとトレーニングキャンプ契約を結んだことを発表した。
Wリーグのトヨタ自動車アンテロープスに所属する馬瓜は6シーズン目の今季、26試合に出場し、平均14.0得点、7.1リバウンド、3.8アシストを記録。チームは22勝4敗のリーグ2位でプレーオフ進出を決めた。日本代表では2018年のアジア競技大会で銅メダルを獲得。2021年に開催された東京五輪では3×3で5位入賞を果たした。
ガーナ人の両親をもつ24歳の馬瓜は愛知県豊橋市で生まれ、育った。桜花学園高では主将として高校三冠(インターハイ、国体、ウインターカップ)も達成。日本代表として国際大会に出場するために家族で日本国籍を取得した。姉の馬瓜エブリンもアイシンAWから移籍し、アンテロープスでチームメートとなった。
WNBAのコートに立った日本人選手は過去に萩原美樹子(1997~98年 サクラメント・モナークス、フェニックス・マーキュリー)、大神雄子(2008年 フェニックス・マーキュリー)、渡嘉敷来夢(2015~17年 シアトル・ストーム)、町田瑠唯(2022年 ワシントン・ミスティックス、現・富士通レッドウェーブ)がいる。大神は現在、馬瓜の所属するトヨタ自動車のヘッドコーチを務めている。
トレーニングキャンプで結果を出し、シーズン契約を結び、公式戦出場となれば、馬瓜は史上5人目の日本人WNBA選手となる。
馬瓜のトレーディングカードは昨年のBBM「Infinity」にサインカードも収録された。昨年は町田がミスティックスでプレーした際に、日本のトレカが米国でも人気を集めたほか、PANINI「Prizm」に収録された町田のルーキーカードは脚光を浴びた。馬瓜のトレカの動向も気になるところだ。
リバティのトレーニングキャンプは4月30日からスタートする。馬瓜は4月29日、30日に開催される「Wリーグオールスター2022-2023in有明」への出場は微妙となった。
トレカジャーナル編集部