盛り上がりを見せる第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だが、TOPPS社が「WBCカード」を発売した。
まずは、オンデマンドカードの「Topps Now」。3月8日に台湾で行われた1次ラウンドA組の台湾代表対パナマ代表戦で始球式を行ったマリアノ・リベラさんがカードナンバー#1で登場。リベラさんはパナマ出身で、MLBニューヨーク・ヤンキースで歴代最多の652セーブをマークした史上最強の守護神。この日は元ヤンキースで台湾代表のブルペンコーチを務める王建民さんを捕手役にメモリアルピッチを投げ込んだ。
10日の1次ラウンドB組の対中国代表戦で二刀流の活躍を見せた大谷翔平投手も11日にはそのまま、投打のコラボカードで受注をスタートした。一躍、人気者になったラーズ・ヌートバー外野手も同カードでのダイビングキャッチがカードになり、期待通りの展開にコレクターもざわついた。
それでも、大谷より先に今回の「WBCカード」になったNPB選手がいた。前述の台湾代表・パナマ代表戦は12-5でパナマ代表が勝利したが、敗れた台湾代表で2ランを含む3安打を記録したのが、呉念庭内野手(埼玉西武)だった。ライオンズと同じ背番号39の後ろ姿がカードになった。この日の台湾代表では王柏融外野手(北海道日本ハム)もスタメンで出場したが3打数無安打。宋家豪投手(東北楽天)は9回の1イニングを三者凡退に抑えた。
「Topps Now」の「WBCカード」はTOPPS JAPANのホームページでも購入できるが、「WBCカード」のボックスに関しては米国のTOPPSのホームページでのみ、販売されている(3月12日現在)。
その構成は
【Base Cards】50種=佐々木、大谷、村上、栗林、近藤、山本由、髙橋宏、ダルビッシュ、吉田あり。
【Flags of a Nation Insert】20種=村上、佐々木、大谷、ヌートバー、山本由あり。
【Base Card Autograph Variations】25種=ヌートバーあり。
で、1ボックスに16枚のベースカードと、2枚のベースカードのパラレル、2枚のインサート「Flags of a Nation Insert」がランダムに封入されている。
ベースカードのパラレルは1、5、10、25、50、75、99、150枚のシリアル入りカラー別と、シリアルナンバーなしの黒パラレルが存在。サインカードも1、5、10、25、50、75枚のシリアルナンバー入りカラー別とベースサインの黒版があり、出現率は3ボックスに1枚。「Flags of a Nation Insert」にも1、5、10、25枚のシリアルナンバー入りのカラー別パラレルがある。
詳しいチェックリストはこちらから。
https://www.topps.com/2023-topps-world-baseball-classic-global-stars.html
サインカードは大谷、佐々木、村上は封入されていないが、日本代表ではヌートバーがノミネート。ドミニカ共和国代表のワンダー・フランコ内野手(タンパベイ・レイズ)、米国代表のピート・アロンソ内野手(ニューヨーク・メッツ)、ノーラン・アレナド内野手(セントルイス・カージナルス)、トレイ・ターナー内野手(フィラデルフィア・フィリーズ)ら、MLBのスター選手も封入されており、各国の代表ユニホームでのサインカードは貴重なカードになる。
1ボックスは29.99ドルで、日本からの注文も受け付けており、送料を払えば日本への発送も可能である。日本国内のカードショップなどでの販売の可能性もあるが、確実にTOPPS社のホームページで入手したいところだ。
トレカジャーナル編集部