7月20日からオーストラリア・ニュージーランドで開催されるFIFA女子ワールドカップまで、あと3カ月。海外で活躍する選手を中心に、2011年のドイツ大会以来となる優勝を目指すなでしこジャパンの戦いに、大きな注目が集まる。
4月11日に行われたデンマーク代表との親善試合では、なでしこジャパン招集メンバー25選手の内11選手が海外クラブに所属。そこで今回は、そのなでしこジャパンから、各ポジションで軸となる海外クラブ所属選手を紹介していく。
まずディフェンスの中心は、何といっても熊谷紗希選手だろう。
浦和レッズレディースから2011年にFFCフランクフルトへ移籍。2013年から21年まではフランスのリヨンで活躍し、16-17シーズンでUEFA女子チャンピオンズリーグのリヨン2連覇に大きく貢献した。21年にバイエルン・ミュンヘンに移籍。安定した守りを見せている。なでしこジャパンでは、2011年のワールドカップ優勝メンバーでもあり、決勝のアメリカ戦ではPK戦で優勝を決めるキッカーを務めていた事を覚えている方も多いのではないだろうか。現在でもなでしこジャパンの守備の要として活躍をしている。
トレカとしては、2022年日本代表の直筆サインカードが4,000円から5,000円と比較的買い求めやすい。TOPPSバイエルンミュンヘンチームセットやWOMEN’S CHAMPIONS LEAGUEでもカード化されいる。
続いてMF陣の中心が、長谷川唯選手だ。
日テレ・東京ヴェルディベレーザで早くから頭角を現し、2021年にイタリアのACミラン、その後イングランドのウェストハムを経て、現在ではイングランドの強豪マンチェスター・シティで活躍する。2017年にA代表に初招集されて以来、なでしこジャパンの中心となっている。切れの鋭いドリブルと得点力が魅力のプレーヤーだ。トレカ人気が高く直筆サインカードは10,000円前後で販売されている。
最後に、FWの中心となっている岩渕真奈選手。
彼女も早くからその才能を見出され、14歳で日テレ・ベレーザに加入してリーグ戦にデビュー。2013年からホッフェンハイム、バイエルン・ミュンヘンとドイツでプレー。大きなケガを乗り越え、一時日本に戻ってINAC神戸でプレーしたが、2021年には再び海外に移籍。イングランドのアストン・ヴィラ、アーセナルを経て、現在はトッテナム・ホットスパーで活躍する。なでしこジャパンとしては、16歳で初選出され、2011年のワールドカップ・ドイツ大会にもチーム最年少の18歳で参加し、5試合に出場してなでしこジャパンの優勝に貢献するなど、抜群の得点力で攻撃の中心を担っている。
美人プレーヤーとしても人気が高く、なでしこジャパンの直筆サインカードは12,000円から15,000円前後。TOPPS社の直筆サインカードも人気が高い。
順調に準備を進めるなでしこジャパンのトレカを、今からチェックするのも楽しみだ。
Chief(ライター)
国内サッカーを中心にトレカの世界を長年に渡って見守って来た元スポーツ雑誌編集者。横浜F・マリノスサポーター。ラグビー、相撲にも造詣が深い。