ボクシングに転向した那須川天心選手(帝拳ボクシングジム)の初のトレーディングカードが登場した。エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」は那須川のカード化を発表。4月7日から2日間限定で、ファーストカードの受注を受け付けるほか、4月8日のデビュー戦も制作する。
キックボクシングで42勝無敗(28KO)の圧倒的な成績を残し「神童」と呼ばれた那須川は昨年6月に武尊とのラストマッチに判定勝ちし、ボクシング転向を正式に発表。2018年に「RIZIN.10」でプロボクシングの元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー・ジュニアとエキシビジョンを戦って話題にもなった。
今回のファーストカードは今年2月13日に行われた、那須川のボクシングデビュー戦発表の会見をカード化。那須川にとっては初の公式トレカとなる。この会見では4月8日に東京・有明アリーナで日本バンタム級4位の与那覇勇気選手を相手にスーパーバンタム級6回戦でプロボクシングデビュー戦を行うことを発表した。
エポック社では「那須川天心選手がその意気込みを語る勇姿を、会見で語られた言葉とともに『EPOCH-ONE』に!。歴史に残る会見の様子を収めたカードは臨場感さながら!!!。那須川選手自身初の記念すべき公式トレーディングカードとしても記憶に残る1枚を、ボクシングデビュー戦と併せてお楽しみください!!」としている。
さらに、4月8日には有明アリーナ来場者への「EPOCH-ONE」初の試みとなる当日限定「プロモーションカード」の配布も予定。デビュー戦のトレカについても、試合終了後、順次「EPOCH-ONE」サイト内での販売を予定していることも発表した。人気の高級版パラレルカード「ホロスペクトラ」の制作の可能性もある。
今回の発表で夢が膨らむのが、ボクシングカードの定期的な制作である。かつては、ボクサーのカードセットが発売されたこともあったが、最近では、BBMのオールスポーツカードに収録されるぐらいしかなくなった。那須川と「EPOCH-ONE」がトレカの歴史も変えるかもしれない。
トレカジャーナル編集部