2023FIBAバスケットボール・ワールドカップの抽選会が4月29日、フィリピンのアラネタ・コロシアムで行われ、日本代表「AKATSUKI JAPAN」(FIBAランク36位)のファーストラウンドの対戦国が、オーストラリア(同3位)、ドイツ(同11位)、フィンランド(同24位)に決まった。
1年3か月にわたり行われた「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」で、日本代表は7勝5敗でグループF3位に。開催国枠として出場はすでに決まっていたが、最後は5連勝で締めくくって上位3チームに与えられるW杯出場権獲得の条件をクリアした。そして8月25日から始まる「FIBAバスケットボールワールドカップ」(フィリピン、インドネシア、日本の共同開催)、日本は沖縄アリーナを舞台に世界の強豪チームと対戦する。
ワールドカップ(2010年大会までの名称は世界選手)に過去5度出場している日本代表の最高成績は、1967年ウルグアイ大会の11位。2020年の東京五輪で女子日本代表を銀メダルに導いたトム・ホーバス ヘッドコーチが2021年9月に男子ヘッドコーチに就任。今回の代表では、八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)、渡邊雄太(ブルックリン・ネッツ)、馬場雄大(テキサス・レジェンズ)の海外組に、富樫勇樹(千葉ジェッツ)をはじめとする国内トップ選手が加わり、歴代最強のチームになることが期待される。
初戦の相手に決まったドイツ代表には現役NBA選手、元NBA選手もいる。デニス・シュルーダーはレイカーズで八村と一緒にプレーする。現在はドイツ国内のバイエルン・ミュンヘンで活躍するアイザック・ボンガはワシントン・ウィザーズで八村、トロント・ラプターズで渡邊とチームメートだった。シュルーダーは2013年にドラフト1巡目(全体13位)で指名されアトランタ・ホークスに入団。ボンガは2018年にNBAドラフトで2巡目(全体39位)でフィラデルフィア・セブンティシクサーズから指名を受けたが、ドラフト指名権、金銭とのトレードで交渉権がロサンゼルス・レイカーズへ移り、レイカーズと契約した。
このふたりはトレーディングカードも多く、MINTモールにも出品されている。決戦を前にチェックしておきたい。
【グループE 試合予定】
8月25日 日本×ドイツ、フィンランド×オーストラリア
8月27日 ドイツ×オーストラリア、日本×フィンランド
8月29日 ドイツ×フィンランド、日本×オーストラリア
トレカジャーナル編集部