NPBの2023年シーズンが3月30日、エスコンフィールドHOKKAIDOでの北海道日本ハム-東北楽天戦で開幕した。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での優勝で、野球界だけでなく、トレーディングカード界も盛り上がる。日本代表侍ジャパンの招集メンバーだけでなく、ルーキーや期待のホープたちのカードにもその効果は計り知れない。
※ランキングには4月4日までのオークション落札価格、トレカショップでの実売価格と公式戦の記録などを集計した。
【20位・山下舜平大(オリックス)】
3月31日の埼玉西武との開幕戦でプロ初登板初先発。1軍初登板で開幕投手の大役を務めるのは、球団では阪急時代の1954年・梶本隆夫以来69年ぶり。新人と新外国人を除くと、1950年の2リーグ分立後では史上初の大抜てきとなった21年のドラフト1位は6回途中まで1失点の力投。投球同様、大物感たっぷり。開幕投手起用が発表されると「ヤフオク!」ではBBMの8枚限定クロスサインが17,111円で落札されるなどルーキーカードが再脚光を浴びた。
【18位・清宮幸太郎(北海道日本ハム)】
3月30日の東北楽天との開幕戦でプロ6年目で初の開幕スタメン。田中将大からチーム初安打となる右中間フェンス直撃の二塁打。1日の同カードではサヨナラ打でチーム初勝利を呼び込んだ。昨季はチームトップの18本塁打と開花の兆しを見せただけにオフからルーキーカードを中心に動きがあったが、「ヤフオク!」でBBM「Glory」の10枚限定サインが60,000円で落札されたほか、カルビー「2023 プロ野球チップス 第1弾」のスターカードの金箔サインカードが1,000円を超えた。
【13位・野村佑希(北海道日本ハム)】
3月30日の東北楽天との開幕戦で田中将大から中犠飛を放ち、今季チーム初打点をマークした。今年のオープン戦全15試合に続き、新本拠地・エスコンフィールドHOKKAIDOのチーム初代4番として名前を刻んだ。元々、トレカの人気も高かった22歳だが、高額カードだけでなく、レギュラーカードにも注目が集まった。カルビー「2023 プロ野球チップス 第1弾」のレギュラーカードが多く落札されていることが、それを裏付けている。「EPOCH-ONE」でも今季の第1弾カードとして清宮とともにカードになった。
【8位・森下翔太(阪神)】
ドラフト1位ルーキーは3月31日の横浜DeNAとの開幕戦に「6番・右翼」でスタメン出場。翌4月1日の同カードでプロ初安打初打点、2日には初のマルチヒットとなる2安打と自慢のフルスイングを見せた。BBM「ルーキーエディション」でもトップクラスの人気を誇る森下だが、開幕後はBBM「Icons」の10枚限定サインカードが「ヤフオク!」で80,000円で落札。「Icons」ではインサート「Extreme」も2,000円で続けて落札された。
【4位・髙橋宏斗(中日)】
第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)では日本代表侍ジャパンにチーム最年少で招集され、堂々たる投球を見せた。その効果もありサブタイトルが「SAMURAI」となったBBM「Icons」の30枚限定サインカードが40,000円で「ヤフオク!」で落札された。世界デビューを果たしたこともあり、TOPPS「NPB Chrome」「NPB Bowman」のレギュラーカード、パラレルカードも数多く出品、落札され「NPB Chrome」の50枚限定ゴールドパラレルが26,277円で落札された。
【1位・佐々木朗希(千葉ロッテ)】
第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)でも先発マウンドを託され、その実力を世界に示した「令和の怪物」。開幕後は、WBCでの雄姿をカード化した「Topps Now」が人気。期間限定の受注生産だったレギュラーカードだけでなく、ランダムで入手出来た49枚のブルーパラレルが「ヤフオク!」で10,500円で落札された。髙橋宏斗と同様、「SAMURAI」がサブタイトルのBBM「Icons」も50枚限定ホロ箔パラレルが9,550円、110枚限定の金箔パラレルが3,280円で取引されるなど、公式戦初登板前から盛り上がっている。
TCJデータチーム