FIFA女子ワールドカップ開幕まで、あと2カ月。大いに活躍が期待されるなでしこジャパンだが、2011年ドイツ大会での優勝は世界をアッと言わせる快挙だった。決勝のアメリカとの死闘は日本時間では早朝にも関わらず、多くのファンが一進一退の攻防に固唾を呑んで見守っていた。この大躍進で国内でも一気に女子サッカーの人気が上がった。
今回は、2011年当時の主力となっていた、なでしこジャパンのレジェンドを取り上げてみる。
女子ワールドカップ優勝の最大の立役者と言えば、MF澤穂希選手だ。読売SCベレーザで早くから頭角を現し、15歳で日本女子代表に選出された。6度の女子ワールドカップ、4度のオリンピック出場。さらに2011年の女子ワールドカップの得点王、MVP獲得。この年のFIFA年間表彰式ではアジア人選手として史上初めて「バロンドール」に輝いた。
レアカードといえば直筆サインカードに目がいきがちだが、2015-16 日本代表スペシャルエディションに収録されていたジャージーカードの写真がとにかく素晴らしい。MINT-MALLにて5,000円で販売中なので、確認をしてみて欲しい。
⇒2015-16 日本代表SE 澤穂希 ジャージカード
今回紹介するもう一人が美人選手として実力も兼ね備えていて人気だったFW川澄奈穂美選手。日テレベレーザの下部組織のメニーナのセレクションに落選したものの、神奈川・大和シルフィードを経て、日体大で大きく成長し、トルコ・ユニバーシアードでは銅メダルを獲得。2008年にINAC神戸に加入し、なでしこジャパンでもデビュー。2011年のワールドカップは控えメンバーだったが、準決勝で不調のエース永里選手に代わってスタメンで出場し、2ゴールを決め強敵スウェーデンを破る立役者となり、その後、なでしこジャパンでも活躍した。
2012年のINAC神戸の直筆サインカードが62,000円にてMINT-MALLにて販売中だ。
⇒2012 INAC神戸レオネッサ オフィシャルトレーディングカード 川澄奈穂美 直筆サインカード
他のメンバーではDF鮫島彩選手、MF宮間あや選手、FW丸山桂里奈選手ら女子ワールドカップ優勝メンバーは、12年経った今でも変わらぬ人気だ。
なでしこジャパン単独でのトレカセットの販売はこれまで実現しておらず、サムライブルーの日本代表トレカの一つとして女子代表が収録されている。女子サッカー選手のトレカとしては2019年になでしこリーグとして一度だけセットが販売されたほかは、BBMのヴィーナスシリーズや各クラブ別のセットなどから探していくしかない。その中でも2015年にINAC神戸から発売されたトレカの中に、代表とクラブユニフォームを着た写真を1枚に直筆サインが書かれたカードがあり、デザイン的にも評価が高い。
こちらのデザインの直筆サインカードはMINT-MALLで鮫島選手、田中選手の2種類が販売中。
⇒2015 INAC神戸 オフィシャルトレーディングカード 鮫島彩 直筆サインカード 46/60
⇒2015 INAC神戸 オフィシャルVOL.2 田中明日菜 直筆サインカード 57/60
なでしこジャパンを支えてきたレジェンドのトレカは多数発行されている。自分だけのお気に入りの1枚を是非見つけてみて欲しい。
Chief(ライター)
国内サッカーを中心にトレカの世界を長年に渡って見守って来た元スポーツ雑誌編集者。横浜F・マリノスサポーター。ラグビー、相撲にも造詣が深い。