マンチェスター・シティが5月20日、2022-23シーズンのプレミアリーグ優勝を決めた。通算9度目のリーグ優勝で、イングランド史上5クラブ目となる3連覇を達成した。
第36節終了時点で、シティは勝ち点85で、2位のアーセナルに4ポイント差で首位に立っていた。当初は今シーズンのホーム最終戦となる21日の第37節チェルシー戦での勝利による自力での優勝を目指していたが、アーセナルが20日に行われたノッティンガム・フォレストとのアウェイゲームに0-1で敗れ、優勝が決定した。
今シーズンは2連覇に貢献した主力の大半を残しつつ、ストライカー不在を解消するため、ドルトムントからFWアーリング・ハーランドを獲得。さらに、同じドルトムントからDFマヌエル・アカンジ、リーベル・プレートからレンタルバックの形で正式加入のFWフリアン・アルバレス、リーズの主力だったMFカルヴァン・フィリップスらをピンポイント補強した。
そのハーランドがシーズンを通して驚異的なペースでゴールを量産。ここまで36ゴールと、プレミアリーグのシーズン最多ゴール記録を樹立した。
シティは21日の対チェルシー戦も1-0で勝利し、リーグ戦12連勝を飾った。試合後、エティハド・スタジアムは3連覇を祝う祝福ムードに。「デビューシーズン、36ゴール、プレミアリーグのトロフィー、そしてあと2回ファイナルが待っている。悪くない」とハーランドは話した。6月初旬に控えているFAカップ決勝とチャンピオンズリーグ決勝でのタイトル獲得へまだまだ、「怪物」の快進撃は止まらない。
ハーランドのトレカは米国オークションハウス「Goldin Auctions」で2021年6月にTOPPS「2019-20 TOPPS CHROME Bundesliga」の「Superfractor」1 of 1サインカード(BGS9.5、サイン10)が442,800ドル(約4870万円)で落札された。このルーキーカードがハーランドのトレカの最高額とされている。
現在、開催中のオークションではこのカードの10枚限定レッドリフラクター(PSA10)が出品され、56,000ドル(約778万円)まで入札額を上げている。この10枚限定パラレルは昨年3月に、同じくPSA10が158,400ドル(約2200万円)で落札された実績があり、今回の優勝でどこまで入札額を上げるのか、注目が集まる。
※「Goldin Auctions」の落札額はバイヤーズ・プレミアム込み。
トレカジャーナル編集部