NPBはセ・パ交流戦が開幕し、前半戦の最初の区切りを迎えた。セ・リーグは阪神、パ・リーグは千葉ロッテが首位を快走。トレカ的には阪神の佐藤輝明内野手、ドラフト1位ルーキーの森下翔太外野手、千葉ロッテは佐々木朗希投手が安定的な人気をキープし、藤原恭大外野手が復活した。今、最もホットなのは山下舜平大投手(オリックス)。剛腕のカードは佐々木朗、村上宗隆内野手(東京ヤクルト)、山本由伸投手(オリックス)のトップ3に続く人気を見せている。
※ランキングには5月28日までのオークション落札価格、トレカショップでの実売価格と公式戦の記録などを集計した。
【19位・矢澤宏太(北海道日本ハム)】
投打の二刀流ドラフト1位ルーキーはまずはバットでアピール。開幕2戦目、4月1日の対東北楽天戦に「1番・右翼手」で初出場し初安打。同30日の対福岡ソフトバンク戦では初本塁打も記録した。そして、5月21日の対オリックス戦で救援でプロ初登板。1回を無失点に抑えた。投手としての登板機会が増えれば、トレカの市場価格も2倍速でアップしていくだろう。
☆直筆サインカードの相場=100,000円~120,000円
【16位・秋広優人(巨人)】
プロ3年目でついに覚醒した。4月18日に2年ぶりに一軍昇格を果たし、初スタメン出場した同22日の対東京ヤクルト戦でプロ初安打初打点。同29日の対広島東洋戦で初本塁打。5月25日の対横浜DeNA戦では「3番・右翼手」で先発。チームで松井秀喜外野手以来となる20歳以下でのクリーンアップ起用に応え、いきなり左翼線へ適時三塁打。ルーキーイヤーから期待が高かっただけに、箔サインカードでもまずまずの市場価格をつけている。
☆箔サインカードの相場=15,000円~30,000円
【11位・石川昂弥(中日)】
昨年7月に受けた右ひざの手術から復活。4月に昇格すると14日の対巨人戦でチーム111代目の4番に起用され左翼線へ二塁打。20日の対東京ヤクルト戦で神宮球場のバックスクリーンへ自身347日ぶりの本塁打となる今季1号ソロ。ドラゴンズの若き主砲はトレカ界でも4番打者へファンの期待を打球に乗せてかっ飛ばす。
☆直筆サインカードの相場=120,000~150,000円
【10位・藤原恭大(千葉ロッテ)】
ルーキーイヤーの2019年にはルーキーカードが高値で取引されていた。なかなか一軍定着できなかったが、今季は荻野貴の故障もあり、つかんだスタメンのチャンスで持ち前の俊足を生かした攻守を披露。そのポテンシャルの高さを証明した。そのプレースタイルだけでなく、イケメンっぷりも人気。右太ももの肉離れから復帰すれば、トレカ人気もさらなるランクアップもいける。
☆直筆サインカードの相場=10,000円~60,000円
【4位・山下舜平大(オリックス)】
開幕戦がプロ初登板という衝撃のデビューを飾った剛腕。登板2戦目の4月11日の対東北楽天戦から無傷の4連勝を飾った。魅力はやはり、MAX158キロの快速球で、まだまだ、スピードも、カード人気もアップしそう。ルーキーカードのサインは当初、20,000円前後だったが、現在は100,000円越え。その急騰ぶり、快速球並みの加速ぶりには驚かされる。
☆直筆サインカードの相場=150,000円~180,000円
【1位・佐々木朗希(千葉ロッテ)】
第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)での世界デビューで、日本国内でのトレカ人気をさらに不動のものにして、海外からの注目度も増した。まもなく登場するTOPPS社の侍ジャパンセット(受注締め切り済み)には準決勝での使用球をはさみ込んだボールカードが16枚限定で封入されるが、どれだけの価格がつくか、注目される。5月28日の対ソフトバンク戦で開幕から4連勝。その勝敗だけでなく、4月28日の対オリックス戦では日本人最速の球速165キロを記録し「EPOCH-ONE」になるなど話題に事欠かない。
☆直筆サインカードの相場=300,000円~950,000円
TCJデータチーム